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失ったものを取り戻そうとしない。意思決定の原則

病的なヤバい殺し屋と、金を持ち逃げした男と、保安官を巡る物語。
映画「ノーカントリー」の、ひとコマ。

映画の冒頭、
「昔の人の話を聞く機会を、
私は決して逃さない。“彼らならどうするだろう”と思う」というフレーズから始まる。

そして最終盤、保安官のお父さんのこんな言葉がある。
これが冒頭のアンサーなのか、どうかわからない。

「人間ってのはな・・・

奪われたものを取り戻そうとして、更に失う」
「結局は、出血を止めるしかない」

 、
経営も、人生も(競馬も・・・)勝負事について、
私は、常々、こう感じている。
「勝っているときの意思決定は、慎重になる」
「負けているときの意思決定は、大胆になる」
この傾向・癖を把握して、意思決定しなければならない。

どこか、似ていたので、書き留めておきます。

負けているときは、止血。ですね。
で、小さくても良いから、どこかで勝ち続けることが、大事。
自分が大胆になっているときは、
負けを取り戻そうという動機ではないか、要注意。


3人組の物語

一人に依存せず、
特長を持ち、主役を張れる。生命力がある。という
魅力的な3人組は「アルフィー」以外にも、たくさん存在しています。

〇ルパン3世
(ルパン、次元、五右衛門の3人組。そして、不二子ちゃんがアクセント)

〇あぶない刑事
(タカ、ユージと、トオルの3人組。課長がまとめる、浅野温子がアクセント)
〇特攻野郎Aチーム
(イケメンのフェイス、ゴリゴリ筋肉のコング、ぶっ飛んだモンキーを、知恵者の大佐がまとめる)
〇ミッション・インポッシブルは、トム・クルーズ扮するイーサン・ハントが主役に思われがちである。
が、ムキムキ&メカにも強いルーサー、おっちょこちょいなベンジー。
この「3人組の物語」が、私は、好きなのです。
〇大学を卒業して22歳で入社した当時の船井総研のコンサルタントも、奇しくもそうでした
(小山政彦、宮内亨、佐藤芳直というスターコンサルタントを、船井幸雄会長がまとめる。アクセントに本告社長や川口専務)

個人の志向が、バレバレですが・・・笑

私が好きな映画や、
アニメのキャラクター、実在の組織は、
だいたい、こうなっている。

自立していて、強く、優しく、面白く。
必要な時、あうんの呼吸で、連合する。

是非、みなさんの会社でも、
こんなメンバーを作り、行く末を見守りたい!


神が手を差しのべたくなるほど


そう言われるとなあーー。
そこまでは、できていないかもしれない・笑
オーケー、やってみましょう~!

普通、もしくは普通以上の収入を得て、生活したければ、
お客様、仲間、上司から、
そう思われることが、まず必須。
思ってあげることが、必須なんだ、と思います。


応援演説「票を得る」極意。

ご支援先との待ち合わせ駅に、少し早めに、到着。
先に、駅前の店舗の状況をチェックしようと、歩いていると・・・

おお!
これは、河野太郎さんじゃないか!!
明日は、統一地方選挙の投票日。
市会議員と県会議員の応援演説に来ているんだ。

でも、案外、聴衆は、少ない。
(このくらいなら、ウルトラマン・ショーや、二流アイドルとかのほうが、人集まるぞ)
政治家の中で、知名度の高い部類の河野さんで、こんなもの?
日本の政治と、日本の民衆は、大丈夫か?
安倍さん銃撃があったから、事前告知をしてないのかな?

しばらく立ち止まって、応援演説を聞いて、
店舗チェックもしながらも、聞いていたけど。。

自民党候補者に投票してもらう。という目的達成のための
「応援演説」の内容は、まったくダメ!

一生懸命、マイナンバーカードと、デジタル化の話をしてる、
「免許の更新が、楽になります」とか、
「先行してデジタル化できている街の話」とか。

つまり、
自分の話&全体の話をして、
相手=この地の住民&候補者の感情に訴える話をしていないのだ。

演説の目的は「この地域の有権者の票獲得」のはずである。

私が選挙参謀ならば、
事前に地元のネタを調べておく。
地元民の「困っていること」を、聞いておく。
そして、こう言わせる。
「空き店舗ばかりの商店街、寂しくないですか?昔はもっと活気がありました」
「○○道路の朝の渋滞、これ、大変でしょ?」
「コロナで、バスの本数を減ったまま、戻らない。不便ですよね!」

地元の皆さんに「そうそう!」と思ってもらえること
=共感してもらえること。を、まず話すことが大事なのです。
「私たちのことを、河野さんは、知ってくれている。わかってくれている」。
(今、知ったばかりのことでも)これが、大事です。

全国民がやろうとしていること、将来のこと、全般的なことよりも、
まず、自分たちのことを、知ってくれていて、
不便を解決してくれる、暮らしを良くしてくれる存在かもしれない。
と、思ってもらうことが大切。

あと、ひとつ。
候補者のこと、本人の名前と顔は、
個別に売り込むこと。
応援してあげる方の名前を入れ替えれば、
どこでも、誰でも、通用するような演説してちゃダメだわ。

「正直、申し上げて、初めてお会いしましたが・・・、なかなか、かっこいいですね」
「どうや、本気でやるんか? 何をするんや!?」
「今まで、3年間、何をしてきた!」
「このへんで、いつも、どこで買い物してんの?」
「選挙中、面白いこと、嬉しいこと、あった?」
「もし落ちちゃったら、生活、どうするの?」
「ところで・・・マイナンバーカード、持ってる?」「どれ、出してみろ!」
「スキャンダルは、ない??大丈夫?」
その候補者の人間性を浮かび上がらせるトークで、巻き込む。

これは、候補者とその支援者に対して、
(河野さんは、どの自民党幹部よりも、真剣に考えてPRしてくれる。)
と、思わせる側面もある。自民党内での位置づけや、先を考えてのことだ。

最後に、
もう1個、「必殺技ツール」を、聴衆に配るなあーー。

ほんの数分間であるが、わかったことがある。
河野太郎さんは、総理には向いてない。
時代を動かすような領袖にも向いていない。
推進力があり、真面目で、正直な人である。表裏の無い好人物でもある。
が、人情味とずる賢さに弱点がある。ということがわかった。
誰か、強力な理解者的・親分が面倒を見る、
切れ者の参謀をつけ、言うことを良く聞いて行動することが、総理になるには必須条件だろう。

経営者、幹部も、同じ。
目的を達成するための演説、コミュニケーションでは、
誰もが対象になる全般的なこと、自分のこと、やって欲しいこと、を言う前に、
まず、
その聴衆、その相手の感情=具体的で身近な問題を挙げて
「そうそう!」
「わかってくれてる!」を得ることがセオリーです。


WBC・考察(プロ経営者の人事の妙か、始源を抑える)その1

WBC、素晴らしかったですね!
生きてるうちにこんなものが観れるとは!ってレベルです。

何回か前のブログ(展望編)で、
長期展望のメンバー構成と、ダルビッシュに注目。
でも、コロっと負けてしまうかも・・という不安にも触れましたが、
見事、勝ってくれました。

一般的・感動は、TV報道など、見てもらえれば良いと思います。

私の感じたこと。。。
栗山監督を起用した人事=NPB・日本プロ野球機構に注目し、拍手を送りたい。

「サムライ・メンバー」のさらに源流(始源)に遡る。
源流や始源が気になり、抑えておくことは、コンサルティングを行うときの癖でもある。

今回、代表監督は、
プレミア12と東京五輪で、優勝した稲葉でなく、
小久保でもなく、工藤でも、井口でもなく、
落合でも、古田でも、矢野でも、金本でもなく、
栗山だった。

栗山監督だから、日本ハム時代、二刀流で共に戦った大谷がサムライ・メンバーに参加表明し、
大谷がダルビッシュを誘って、メンバー入りが実現した(らしい)

では、NPBの誰が「栗山監督」を選んだのか?
それは、オモテに出てこない。
このメンバー構成を実現できる可能性を視野に入れて、
つまりは、キーマン=大谷からの逆算で「栗山選出」なら、
NPBと、そのトップのコミッショナーに、賛辞を送りたい。

栗山監督選出当時、
NPB最高責任者であるコミッショナーは、斉藤惇(さいとうあつし)さん
野村證券に入社し副社長となり、その後、住友ライフ・インベストメント・最高経営責任者→
産業再生機構・社長→東京証券取引所・社長→日本取引所グループ・CEOを歴任し、
2017年から、14代目の日本プロ野球機構のコミッショナーとなっている。
つまり、プロ経営者、である。

NPBのコミッショナーといえば、
検察庁など法界出身の公務員トップのなかの「野球好き」が、
最後のお役目として、その座に就く。が、お決まりであった。
14代の斉藤さんは、初の経営者出身コミッショナーである。

WBC優勝は、プロ経営者の人事のファインプレー。とも言えるのではないか。

斉藤さんは、TVを観ながら、ホッと胸をなでおろし、
ニンマリしているのではなかろうか。こうゆうのは、経営者冥利に尽きるはずである。

各段階の選出までにどんな経緯があったのか?
きっと、そこには野球以上のドラマもありそうである。

誰を、どこに任命したら、どうなるか??
経営者に求められる人事能力です。

ペッパー・ミルのあるお肉屋さんにて・笑

偶然、見つけました。

私がコンサルに入ってたら、ここの店長をつめるな。。
「ペッパー・ミルありますやん!」
「何か、できることありません?」
「写真撮って、デカく拡大して、店の前にくり抜き写真を、貼り出しましょうよー」
「メインタイトルは、ペッパー・ミルあります♡。もちろん、美味しいお肉も!」
「サブタイトルに、・・・スタッフがお写真撮影協力いたします。で、よろしくね」
・・・手が塞がるから、自撮りできないんですよねー。
しかも、手が大きいのか、ミルが小さいのか、本体が見えないし。笑





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