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「ありがとう!」って言葉について、考える。

実は・・・
創業5年目にして、初の税務調査が、入っていました!

先輩経営者に、良く聞かされていた、
いわゆる「お土産」を、お持ち帰りいただきましたが、
大枠、良い方向で終了した税務調査でした。

経営者としては、初めての「税務調査」体験。
事務所から「税務署が来ています」と、連絡があったときには、
さすがに、ドキドキしました。
でも、これで、やっと「一人前の会社」の仲間入りをしたわけです。

感じたことが、いくつかあります。

その1
税理士さんには、とてもお世話になりました!
やはり、我々、コンサルタントを含む「専門家」と呼ばれる仕事は、
いざというとき、どれだけの専門知識で、
どれだけ経営者以上に、その会社に本気になれるか、ということが、大切です。

そうゆう専門家と、お付き合いしておかなければ、ダメですね。

「ああ、この人と、お付き合いしていて、良かった!」と、
どれほど、感じたことか・・・。

その2
税務署のスタッフさんへ・・・
最初に「毎度、あり~」の一言あいさつくらい、
あってもいいんじゃない??
創業以来ずっと、そこそこの税金を、納めてるんだから。。。
決算書も、見ているわけだから、
超・良心的だってこと、わかるでしょ??

税金を納めても、「どうも、ありがとう!」と、
感謝されることがないのが、経営者。

税金を納付するときにも、銀行の受付のおばちゃんに
「今年も、こんなに法人税を納めるんですね、ステキ~。ありがとう!」
なんて、言われたら、
「よし!また、頑張るぞ!」とか、思っちゃう。

「お金を払ってもらうのは、当たり前」って
スタンスの人のところには、お金は集まりにくいんじゃないかな~と、
思っています。

その3
とか、考えていると、、、
税務署の職員さんって、大変な仕事ですね。
「ありがとう」と言われることは、極めて、少ないと思います。
「大きな正義=大義」のため、とは言え、
直接、感謝されることがない仕事というものは、
精神的には、辛いだろうな、と思います。

忙しくて、あまり会える機会が、なかったけれども、
やっぱり「お土産」を持ち帰りいただいたけれども、
あえて、彼らにも、大きな感謝したい!

「ありがとう!」「お疲れ様でした」と。


利益が出る会社の社長の特性。

九州のクライアントさんへ。
素敵な海辺のお蕎麦屋さんに、連れていっていただき、昼ご飯。
ロケーションも、器も、味も、素晴らしい!
クリーニング経営コンサルタント中西正人(海辺のそばや)
ところで・・・
会社を発展させる経営者の見分け方があります。

普段、自分が、滅多に行かないような食事場所に、
コンサルタント(=取引業者)を連れていってくれる経営者の会社は、
儲かっていない。
特に、利益が出ていない。

儲かっている会社の社長は、
普段から、自分が食事している場所で、
コンサルタントと、昼ご飯を食べる。

特別な場所で、ご飯を食べるのは、
あったとしても、
年に1度くらい、良い決算であった年だけ。

社長が、普段から一流ホテルで食事をしているなら、一流ホテルの食事で、良いのです。
普段、料亭で食べているなら、料亭で、OK。
ラーメンを食べているなら、ラーメンでOK!
スーパーの弁当なら、スーパーの弁当を、一緒に食べれば、それで良い。

「せっかく来てくれたのだから・・・」と、
背伸びをして、連れていってくれようとする会社は、
確実に、儲かっていません。

つまり、儲かっていない会社の社長は「良い人」なのです。
一般人としては、合格かもしれない、
しかし、経営者としては、失格。

気持ちは、とても嬉しいのですが、
その経費を節減して、売上につながることに、お金を使って欲しい。
その本質=優先順位のつけ方を、理解して欲しい。
失礼を承知で、そんなことを、直言させていただきます。

スタッフが「夏、暑いからクーラーを買って欲しい」と言ったとき、
すぐに、買う決定をするのは、儲からない会社。

「扇風機でガマンできないか?」
「冷風器なら?」
「出勤時間を早めては?」
どうしても、お金を使わなければならないなら、「決算で利益が出そうなら」。。

トコトンお金を使わないで済む方法を、
経営者・幹部はじめ、
スタッフ全員考えることができるのが、儲かっている会社。

美味しい食事が遠のく、
自分の首を絞めてしまう記事を書いてしまいました。(笑)


組織を把握するには?

クリーニング経営コンサルタント中西正人(甲子園)
写真は、何年か前に行った、甲子園。
甲子園の、この位置に立つと、ドキドキ・ワクワク感が、最高潮になります!

「解説者で楽しむ」のは、高校野球も同じ。
特に、夏の甲子園の民放では、名門校の監督が、ゲスト解説者に呼ばれます。

それぞれの個性が出ていて、とても楽しいのです。
人情派、熱血漢がいれば、理論派もいる。
投手重視もいれば、打撃重視もいる。機動力重視も。。。
解説が本職ではないので、
結構、ズケズケ言っちゃう監督さんもいて、楽しさ倍増なのです!
特に、年配の監督さんは。

経営の参考になるかもしれない、面白かった解説をひとつ、ご紹介します。

解説者は、広島・如水館高校の監督・迫田穆成(さこた よしあき)さん。
元・広島商業の監督として有名です。手堅いバント戦術の生みの親。
怪物・江川の作新学院に、わずか2安打で勝利したことは、野球ファンの間では伝説です。

アナウンサーが質問する。
「迫田さんは、大所帯の野球部を、どうやって把握しておられるのですか?」
「全員まで、目が行き届かないことは、ないのですか?」

迫田さん、答える。
「それはねえ・・・、スパイを作っておくんですよー、グヒヒヒヒ・・・」

ア)「スパイ?、どうゆうことですか?」

迫)「監督がね、直接聞いたところで、そんなもん、選手はホンネを言いませんよ。」
  「マネージャーあたりを、スパイにしとくんです」
  「そこから、色んな情報を、こちらの耳に入れてゆくんです」
  「これで、だいたいのことは、把握できます」

ア)「もし、不満を持っている選手がいたら、どうするんですか」

迫)「それは、チャンスですね~」
  「呼び出して“オマエ、最近思うとることがあるんやないか?”と聞いてやるんですよ」
  「オマエの意見を聞かせて欲しい、こうゆうてあげたら、もう次の日からチームのために、一生懸命やりはじめます」

いやー、さすがです!

・・・・
これは、スタッフ20名以上の規模になれば、必須のマネジメント法ではないでしょうか。

 
そう言えば、、、
前職の船井総研時代の役員で
「なんで、普段、会社にいないのに、そんな小さなことまで、知ってるの???」という方がいました。
500名規模の組織のあらゆる部署で「何が起こっているのか」を、
ほぼ完ぺきに、把握していました。

あれも・・・・間違いなく、営業事務スタッフを「スパイ」にしていましたね。(笑)


神様の「忘れ物」

ちょうど、昨日のこと。

新幹線の席に座ろうとすると、、、
ボクの指定席に、1冊の本が、ポツンと置いてある。

「ありり・・・席を間違えたかな??」
チケットを確認したけど、やっぱり、間違いない、俺の席だ!!

隣の席の人が、本を脇に置いて、
トイレにでも、行っちゃったのか???

でも、1時間以上、経っても、誰も姿を見せない。
これは、もう、忘れて、降りちゃったな。

確定!

 
で、その本。。。
私が、これまで、ほとんど買ったことも、
読んだこともないジャンル「大富豪の習慣・・・お金持ちになる・・・」的なタイトルの本でした。

手に取って、
ササッ―と、読んでみました。

そのなかに、ズキーン!!
胸を撃ち抜かれたような内容が、、、。

それによると、
〝大富豪たちは「忙しくしていない」「時間に余裕がある」″
と・・・・(トホホ)

つまり、
じ~っと、していても、お金が入るシクミを作っている・・・。
そんなようなことが、書いてありました。

 
そうかーー!
うん、そうだ。
それ!!

すぐに、方向転換すること、決定!

それ以外も、
何か色々、書いてましたが、頭に残っているのは、それだけ。

忙しい、忙しい・・・と、バタバタしている、
今の自分に、
きっと、神様がプレゼントしてくれた「忘れ物」

運命の出会いです!


松陰のルーツ・玉木文之進の教え・・・公と私について

人間を形づくるには、「ルーツ」があります。
なぜ、こんな人が育ったのだろう??
人を見るとき、いつでも「ルーツ」に興味がわきます。

吉田松陰の場合、
松下村塾の創設者でもある「玉木文乃進」という「スパルタ頑固オヤジ」が、
ルーツのひとつであることは、間違いありません。

吉田松陰は、幼少期から
叔父にあたる「玉木文之進」の、厳しい教育を受けて育ちます。

マニアの間で、有名なエピソードをご紹介。

文之進が、松陰に勉強を教えている。
幼い松陰が、本を読んでいる。
松陰の顏に、ハエが止まったので、松陰はそれを、手で追い払う。
すると、文之進は、ブチ切れて、ありえないほどボコボコに殴る。

勉強するのは「公」のため、
ハエを払うのは「私」の心。

武士の本分とは、
藩のため、国のため=公のために働くことにある。
武士とは、自分のために生きるのではなく、公のために生きるもの。
学問を学ぶということは、公に役立つ自分を作るためであり、
ハエを払うということすら「私」であるというのです。

かゆみは、私。
掻くことは、「私」の満足。

それを許せば、大人になって、私利私欲に動く人間になる・・・というのが、
玉木文之進の「理念」ともいえる、教育方針。

何ら生産活動をせず、農民、町人の生産活動により、生きている武士は、
命を懸けて、住みやすい国づくりを行うものだ・・・という考え方を、持っていたようです。

「コンサルタント」の本分について、
私は、「玉木のオジキ」と、ほとんど同じ考えを持っています。

コンサルタントの本分とは、クライアントのために、生きるにある。
24時間・365日、自分のすべての時間を、
クライアントの売上アップのために注ぎこむべきであり、
ずっーーと、勉強と仕事をしていなければならない。

そうゆうことができなければ、
四六時中、経営のことを考えて生活している「経営者」に対して
良きアドバイスを、できるはずがないのです。

では、コンサルタント以外の仕事に就く、世の人たちは??
それも、基本的には、同じだと思っています。

少なくとも、
お給料をもらっている時間は、すべて「公」のために、尽くそう。
勤務時間における「公」とは、何か?
「公」は、会社であり、会社の先にある「お客様」と置き換えても、良いでしょう。

もし「玉木のオジキ」が、近くにいれば、
勤務中、顔に止まったハエを追い払っただけで、ボコボコだ。
喉か乾いて水を飲んでも、
おケツが痒いとポリポリかいても、きっとボコボコだろう(笑)

まさか、
今の時代、こんなことで怒り狂う社長はいない。

でも、「公」の時間に、
携帯をいじる、私用を行う、私語で手が止まる、
「このくらいでいいか」と妥協した商品を仕上げる、自分が面倒なことはやらない・・・。
こうゆうことは「私」であり、
「公」の時間からは、一切、排除しなければならない。

会社のため、お客様のためになることを、
100%以上の力で取り組むようにしましょう。

  
ちなみに、
「玉木のオジキ」の後日談、本当に凄まじい。。。
松陰の死後は、日露戦争で有名な「乃木希典」を教育している。

そして、オジキ本人は、
松陰の教え子でもある「前原一誠」が、
明治時代に起こした士族の反乱「萩の乱」に、
養子を含む教え子たちが参加したことに責任を感じ、先祖の墓の前で自害。
介錯は、大河ドラマの主人公・文のお姉さん(寿)=松陰の妹にさせたのです。

クリーニング経営コンサルタント中西正人(公と私、乃木希典生家)
この写真は、乃木希典の生家。
6畳と3畳の部屋に土間があるだけ。
吉田松陰の周り人々と、当時の色んなエピソードが、
空気として、とても伝わってきます。





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