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社風を作り、会社を良くするナンバー2の存在

先日、葬祭業界向けの経営勉強会を主宰しました。
テーマは「やってみよう、俺たちはきっとできる!」という社風づくりとナンバー2の存在。
初の試みとして、ご支援先のトップ(54歳)とナンバー2(38歳)の2人同時に講演してもらいました。
会社の内情やマネジメントを、赤裸々に知ってもらうには、
コンビで話してもらうのが良いだろう・・・と思ったからです。

きっとクリーニング会社の幹部のためにも参考になる・・・
ナンバー2である営業部長が、勉強会で話していた内容の一部を、ご紹介します。
  
・まず、会社が潤うこと。そして社員も潤うように考えている。

・目標数字の達成、成果を作ることこそが、自分の仕事。

・全ての責任は、自分にあると考える、言い訳も弁解もしない。

・社長からの依頼は、すべて「はい!」。最優先である。

・自分がそうしなければ、他のスタッフがそうするはずがないので、組織は動かない。

・社長が許すスタッフの「嘘」や「怠慢」も、自分は許さず叱り飛ばす。徹底的に詰める。

・ナンバー2とは、会社に勤めるのではなく、社長に勤めることだ。

・配下スタッフの「武器・長所」を見つけて、課題を与え、そこを伸ばして育成する。

・苦手分野は、皆でフォローするようにする。

  
「ナンバー2」の存在とは、「育てるもの」ではなく「出会うもの」。
正直、、、全てのスタッフに、経営者の右腕としての資質があるとは、思っていません。

この「1億人分の1人」という
トップとナンバー2の運命的な「出会い」を、もっともっと実のあるものとする、
きっかけを作ることができればいいな。。。と思います。

   
勉強会終了後の、飲み会で・・・。

中西「そろそろ、シメにしましょう! 社長、ご飯か麺か・・・注文しますか?」
社長「いや~、お腹いっぱいだから、いらないよ」

と・・・言ってたのに、
なぜか、数分後には、焼きおにぎりを頬張る社長の姿が。。。

ナンバー2の営業部長が、そっと社長用に注文しておいたものでした。


そして・・・♭カレシはユキチ~♪♪

「聴覚に訴えかける声出しマーケティングか~」
「やっぱり、繁盛店はスゴイな~」

満腹&充実感とともに、歩いていると、
賑やかな音楽とともに「看板付き自転車」がやってきました!!

最近、増えていますね。
駅前に「自転車です」と、止めておくと、それだけで「集客効果」があるんです。

池袋では、人が乗って動いていました!
しかも、看板の中から大音響のテーマソングが流れてきます。

いわゆる「女性のための高額アルバイト募集」の宣伝です。
テーマソングの歌詞が、面白かった!!

「カレシはユキチ~♪」「キャッシュ1オク~♪♪」

こんなイカした作詞・作曲、誰がするんだろ?
いや~、都会はスゴイ。激戦区は、マーケティングが進化します。
池袋の商売人たちの「聴覚」への訴えかけに、圧倒されました。

    
クリーニング屋さんの店内バージョンも、作詞・作曲してもらいたいぞ~!


五感に訴えかけるマーケティング

週末は、池袋に宿泊。
晩御飯は、繁盛していると評判の「つけ麺屋」に。

池袋は「つけ麺屋」の超激戦エリア。
そのなかで、繁盛している店とは、どんなお店なのか??を、
「間口の狭い店を繁盛させる」コンサルタントとしては、
晩御飯を食べる機会に見ておこうと、思いたったわけです。

少し街を歩けば、笑ってしまうほど、そこかしこに「つけ麺屋」さん。
ひと通り見た後、教えてもらった繁盛店の前に。

すると、そこでは、いい声の男性スタッフが「呼び込み」をしていました。
(繁盛店なのに、呼び込み??)
(そんなことしなくても、行列ができるのでは??)

いえ、繁盛店でも、今はここまでやらなければ、行列ができないみたいです。
意図的に行列を作り、行列が行列を呼ぶ。。。
そのようにして「繁盛店」の評判を「作っている」のです。

で、この呼び込みフレーズも、一味違う。
普通の「よろしくお願いします。つけ麺いかがですか~」だけじゃありません。

「当店の麺は、小麦粉100%!ツルツル・モチモチの太麺!!」
「スープは、6種類の出汁をブレンドした濃厚まろやかスープ!!」
「今なら、タイムセール実施中!」
「並盛・中盛・大盛、すべて同じ料金!」

「価値」をフレーズに入れ込み、「本気」の声を出しています。
繁盛店たるためには、影でこんな努力をしているのですね!


ボツネタ・・・「10箇条メモ」披露します

通信販売会社のご支援先で。。。
TELアポインター・スタッフへの支援を行うために考えていた10箇条メモ。

でも、、、他に解決すべき問題が多くて、ここまで行き着きませんでした。
当分、使うことはないので、、、ブログに公開しておきます。

  
①お客様の「名前」を呼んで接客する。
 名前を呼び掛けることは、仲良くなるための最短距離。

②元気な声であいさつ、返事すると、相手は気持ち良くなる、売れる。
 電話口では、顏が見えなくても「笑顔」!

③約束を守る、嘘をつかない。そうすると信頼されて、売れる。

④クレームには相手の気持ちを汲んで、とにかく素直に謝る。
 お客様に何がベストかを必死で考える。雨降って地固まる。

⑤おすすめ品を断られた場合でも「また、いつでもお声かけくださいませ!」と明るく親切に対応。
 次に注文してくれる土壌を作る。

⑥買ってくれるところばかりでなく、たまに「ご無沙汰客」にも「お元気ですか?」と、電話してみる。
 お客様への無関心は「悪」である。

⑦新規顧客開拓は、面倒でも絶対に行う。既存客ばかりでは、どんどん先細りしてゆく。
 収穫ばかりでは、食べてゆけなくなる。土を耕し、種を植えよう。

⑧お客様が希望する品物がない場合も、似たような商品をおすすめする。
 使用目的を聞いて、一緒に代替品を考える。必ず何か買ってもらう。

⑨注文の個数は、本当に1個で良いか?確認を。この機会にもう1個。。。をおすすめする。

⑩初めてのお客様には、到着のころ、電話で満足度確認。1回だけのお客様を100回客に育てよう!


人に言えなかった・・「感謝」「人間性」アレルギーの理由が判明!

「感謝の気持ちを!」「感謝しよう!」

実は、この「感謝」という言葉に、ずーっとアレルギーがあったのです。
なぜか、、、好きになれない言葉なんです。
言われるのも嫌だから、自分が発することも、滅多にない言葉。
性格、悪いのがバレるから、親しい人以外には、告白したことがなかった。

で、アレルギーの理由が、やっと判明しました。
つまり「感謝」とは「結果」であり、「感謝せよ」は「結果」の押し付け・・・だったのです。

感謝する・感謝されるには、「原因」がある。
その原因を、すっ飛ばして「感謝しろ」「感謝の気持ちが足りない」と強要されると、カチン!と来ていたわけです。

「困っていたところを、助けてくれたから」
「当たり前と思っていたことが、大変なことだから」
「目立たないところで、頑張ってくれた人がいたから」
こんな「原因」を伝えてくれれば、感謝という言葉も、すーっと受け入れることができるのです。
ヒネくれ者で、すみません!!

  
同じように「人間性」という言葉にも、アレルギーを感じていました。

「人間性を高めなさい」「人間性マーケティングの時代」と言われると、
「じゃあ、あんたの人間性を、今ここに見せてみろ。目に見えないものは信じない。」
「俺の知っている人間性の高い人が、他人に人間性を語るのを見たことがない、
 他人に人間性を強要する時点で、人間性を語る資格なし!」なんて、やり返していました。

これも、同じ論理ですね。

経営者や幹部は、使いやすい言葉です。
「感謝」とか「人間性」。。。
ペラペラ上っ面スタッフか、あなたよりも器の大きいスタッフは、ハイハイと素直に聞いてるふりをしています。
気骨あるスタッフを戦力にしたいなら、、、使い方に気をつけましょう。





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