2025年3月23日 19:25
クライアント先のお祝い事があり、北の大地へ。
今日は、仕事じゃなくて、ご訪問できる。
早めに着くので、どこかに行こう!
どこへ行こうか?
そうだ、
30年前、大学生のとき、バイク旅行で訪れたラーメン屋さんに行ってみよう!
「関西から来たんです。札幌で一番、美味しいラーメン屋さんは、どこですか?」
当時、ライダーハウスのご主人か、ご飯に入った喫茶店か、、
詳しそうな誰かをつかまえて、聞いて、教えてもらいました。
「それは、澄川(すみかわ)の純連(じゅんれん)だね」
札幌市街地から、
かなり離れた郊外にあるお店でした。
「みそラーメンが、こんなにも美味しいものか!」と、衝撃を受けました。
当時、教えてくれた地元のおじさんが、つけ加えて、こう言ってた。
「純連と書いて(すみれ)という店もある。間違えるな。澄川の純連(じゅんれん)に行け」
ネットもない時代ですから、
電話帳で調べて、電話をかけて、行き方を教えてもらい、たどり着きました。
当時から(今でも)
キレイな店を作り、店舗数を増やし、レトルト商品をおみやげ店に出し、
商売を大きくしているのは、(すみれ)のほうである。
今(じゅんれん)は、
30年かけて2店舗になっていました。
そして、2店舗目も、札幌の外れ・・・ボロい店。
30年前と変わらず、美味しかったです。
観光客らしきお客様はゼロ。地元の方だけで満席になり、
ささっと食べて、さっと出てゆく。回転も良いお店でした。

忙しくなってくると、厨房の人がホールに出て品を出す。
私の「本物の長続きする繁盛店基準」に合致する。やっぱり良いお店でした。
それに・・・
厨房スタッフの制服が、
シンプルな「白」の作業服。ってゆうのにも、好感が持てました。
(すぐ「黒」とか、背中に漢字とか、入れたがるもんね。
本来、調理に適しているのは白である)
私の仕事も会社も、
やっぱり、純連(じゅんれん)派でありたい。
「大きくすること」よりも、どこよりも一番、美味しいこと=
「クライアント様の売上が上がること」
「費用対効果が高いこと」
「一瞬の関わりが一生ものであること」
あろころ、1度だけ食べたラーメンが、一生の思い出になっていること。と同じです。
あのころの「純連(じゅんれん)」が、基本路線において、
今も変わっていないこと、
メジャーでなくても、お客様が多いことに、ホッとしました。
以前にご紹介した、日本各地の
メジャーじゃないけど、実は、こっちがホンモノ!と似ています。
広島・もみじ饅頭:メジャーは「にしき堂」。ホンモノは「やまだ屋」
長崎・カステラ:メジャーは「文明堂」。ホンモノは「福砂屋」
北九州・かしわめし:メジャーは「鉄道系会社」。ホンモノは「東筑軒」
松山・タルト:メジャーは「一六タルト」。ホンモノは「六時屋」
2025年3月22日 20:39
私が尊敬する戦国時代の武将・黒田官兵衛は、晩年の号(本名とは別の名称)を
如水(水の如し)と称した。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2014/01/03/
10年前のブログにも登場しています。
その黒田官兵衛(如水)の教えが「水五訓」
「水のごとくありたい」と悟りを得た根本です。
一.自ら活動して他を動かしむるは、水なり
二.常に己の進路を求めて止まざるは、水なり
三.障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは、水なり
四.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは、水なり
五.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり
雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)
たる鏡となりたえるも其(その)性を失はざるは、水なり
・自らが率先垂範して活動する。それにより他の人も活動させる人間となる。
・ずっと、目的・目標にむかって、止まらない人間となる。
・困難にぶつかると、嬉々として、激しく勢いが増す人間となる。
・自分はキレイ。かつ相手のキレイも汚いも受け入れ、浄化できる人間となる。
・変幻自在で他者を活かす媒介となる、環境変化に自在に対応する、
しかし大切な基本となるものは失うことのない人間となる。
官兵衛先生の「水五訓」を、私は、このように理解しています。
船井幸雄会長の名作本でも紹介されています。

船井総研に入社してから、船井会長も黒田官兵衛が好き。
ということを知って、
とても嬉しかったことを、覚えています。
ただ、船井会長が、
「私は、黒田官兵衛の生まれ変わりだ」
「“見える人”に、そう言われた」と
全社会議のなかで発言したことも、覚えています。
官兵衛マニアとしては、
もちろん「ドンびき」しました・(笑)
ああ、大きくなると、こうゆう人が周りに集まってくるんだろうな。
いや、集めているのかな??と。
黒田官兵衛はね、
きっと、そうゆうこと、言わないんですよ、会長!!
って、
後ろのほうの席に座り、思っていました。
2025年3月15日 19:12
昨年の「レクイエム」でもご紹介した「北の富士」さん
インタビューを
自分への戒め、親しい人、
若い世代への戒めとして、書き留めておく。
「よく遊んだ。千代の富士も、北勝海も、
大体、あの二人に限らず、弟子を連れてよく遊びに行ったよ」
「ただ、うちの部屋は、よく稽古した」
「よその部屋に行って、うちの部屋の稽古見たら、やっぱりひと味違ったからね」

「稽古が足りない」
「まず、転ぶ稽古をしないでしょ、明らかにあれだけを見てもね」
「相撲の稽古が甘い」
「稽古をすると、自分が驚くくらい番付が上がってゆくから」
「それ、体験しているからね。やっぱり欲だね」
「欲を持ったやつが、上がっていくと思うよ」

・・・・
コンサルタントとしての「稽古」とは何か?
経営者としての「稽古」とは何か?
ちゃんと、稽古を積んでゆきたい。
親しい皆様には、積んでもらいたい。
自分でも驚くほど、番付が上がってゆくから。
2025年3月2日 19:06
ドキュメント72時間、年間総集編。
福島県のドライブイン、これがラスト。
顔出しNGの親子さん。一度、取材拒否したけど、戻ってきて話してくれた。
このドライブインについて、
伝えておきたいことがある。と。
「もうずっと20年前、そのころ2人分、頼めなくて。
一人分を分けて(娘に)食べさせてたんですけど」

「必ず、子どもの分の器を(お店の人が)持ってきてくれて
ごはん、(おかわり自由の無料)サービスじゃないですか」
「お味噌汁まで持ってきてくれたのは、とても感謝と思って。
何も言わないけど、見ててくれてるんだな、と思って」

「そこで育てた娘が、ちゃんとしっかりしてくれて」
「だから、そのときがなかったら。今もなかったかなと思ってます」
「毎回、来たときには、じわっと味わいながら、
かみしめて食べてます。今は一人ずつ注文できて。。」
「それで恩返しを、ちょこっとづつしていこうかなと思って」
おいしさと優しさを力にかえて、
それぞれの道のりを、前へ。
2025年3月1日 19:31
仕事、まだまだ、多忙につき・・・
引き続き、テレビそのまま備忘録。
ドキュメント72時間、福島県二本松のドライブインより。
小さい子供3人と奥さんで食べに来ている男性。
トラックの運転手だった父親に
「小さい時から、結構、連れてきてもらっていて」
彼もトラックの運転手に。親子二代で走っていたけど。
2年前。。父は、休憩どころの駐車場で、くも膜下出血で亡くなる。
「最後はそれこそトラックの中で、ハンドル握ったまんまの最期だったんで」
「がむしゃらに昼夜を問わず走ってくれて、それで家族を支えてくれた親父なんですけど」

「子供が美味しそうに食べてくれている姿、見るって、やっぱり、嬉しいですよね」
「あのころの親父も、そう思ってたのかなって」
お父さんが残してくれた。大切な何か。