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マサカリ投法・村田兆治さん/レクイエム①

ようやく、サッカーで、スポーツネタは、終わりか?
そう思ったら、まだ続く、野球テーマ。。このあたりでラストにします!

 
元・ロッテオリオンズの投手、
ダイナミックな「マサカリ投法」で有名な村田兆治さん。

肘にメスをいれる「トミー・ジョン手術」を、
ジョーブ博士により執刀、そして、復活した先駆けである。
今や、野球選手の間では、当たり前となっている手術であるが、
当時は「メスを入れたら、投手生命は終わり」と言われていた。

先日、自宅火災で、亡くなった。

空港の手荷物検査で、係員に暴力をふるった。
ということで、逮捕され、報道されたのが、1ヶ月前。

村田さんの頑固で一本気な性格と、
事の経緯から推測するに、自殺であろう。と見ている。

実は、このように・・・
中学時代(復活を果たしたサンデー兆治時代)からの大ファンである。
野球選手の本(=正確には奥様が、兆治さんの挫折と復活を書いた本)を、
初めて買った。

自宅の書棚を、祭壇風にアレンジし、
私に「名作・認定」されて、蔵書として生き残っている2冊を、祀っています。

大学在学時には、兆治さんの講演会があったので、参加した。

講演が終わるのを、出待ちして、
「村田さん、大ファンです。
将来、子供ができたら“兆治”って名前にしようと思っています、いいですか?」
「ああ、いいよ」「前にも、どこかで言われたことがあるんだよなあ」と、答えてくれた。
・・・結局、苗字との字画相性が悪かったので、採用しなかったのですが・・

 
ここ数年は、仲良しとして知られた奥様とも別居(事情は不明)。
顔つきも、ここ数年で随分、変わってしまった。

野球界には、選手としては超一流であるけれども、
指導者としては、そこまで評価されない人も多い。
常人には理解できないレベルの「こだわり」「克己心」が、
周囲との不協和音を生み出してしまうのだと思います。

結果として、コーチとして、招へいされない。
されても、数年で終わり、以降、他から呼ばれることもない。

選手として、超一流だから、
それ以下の成績の監督からすれば、非常に扱いにくい存在となる。
(通算100勝のキミが、通算200勝・名球会のボクに、指示するわけ?)
(打者として、オレにやっつけられてたくせに、そんなこと、言えるの?)
こんな心の本音が、容易に想像できる。

兆治さんは、最近「離島の子供たちに野球指導していた」らしい。
確かに、素晴らしいこと。
が「中央には居場所がない」ということの裏返しとも、言える。

こうゆう方は「求道者タイプ」に多い。
最近なら、
野茂英雄は、このタイプにあたるだろう。イチローにもこの香りがする。
昔の選手なら、
鉄人・衣笠幸夫もこのタイプだった。草魂・鈴木啓示も。
以前、ブログで紹介した江夏豊も。
南海の門田博光も。。

実は、私も気をつけなければ、ならない。
好みとして「求道者」に憧れ、愛するタイプである。
年老いて孤独にならず、周りと調和を図ることを、心がけなければならない。

 
ちなみに、、
兆治さん、大学に来ての講演会では、
野球をやっている素人学生を、何人かステージに上げて、
「この練習で、最低でも、これができなきゃ」と、レッスン。
・・・片足スクワットである・・・
で、できなかった学生君たちに
「キミは、ダメだね」とバッサリ・ダメ出し。
そして、自分がお手本で、オラオラーと、何回もやっていた・笑
もう、大人げないというか、、学生相手にも、忖度ナシ、対等かつ本気でした!

いやー、憧れの人だけど、
もしこの人が、先輩とか、上司とか、親だったら、
こりゃ大変だよなー・・・ってことは、感じました。

私の青春時代を豊かにしてくれたことに感謝。

そして、ご冥福をお祈りします。


私がゴルフをしない理由。問答無用で受け入れる

さて、今回も、つながる。
前回ブログ「トイレは男のティーグランドだ!」つながり。

「ゴルフは、しないのですか?」

ご支援先社長や、お取引先、友人から、よくお誘いを受けますが、
しない。できない。
打ちっぱなしにさえ、行ったことがないのです・笑

理由は、
前職・船井総合研究所の創業者・船井会長のこの言葉。

「ゴルフに行く時間があるなら、土日も仕事をして、自分の実力を高めなさい」

大学を卒業した、22歳。船井総研に入社して、
この言葉を聞いてから、素直にそのまま、ずっとそうしている。

以下、覚えている範囲での船井幸雄会長の言葉。
↓↓
ゴルフは人脈作りに良い。という人がいるが、
ゴルフでできる人脈など、たいした人脈ではない。
仕事で自分の実力を高めて、人と関われば、人脈は自然とできます。
ゴルフは、時間とお金の無駄。割にあうことはない。
その時間を仕事に向けて、まず自分の実力をつけなさい。
そちらのほうが大事です。
↑↑
当時のフナイ社員なら、誰もが知っている「常識」である。

当時、とがっていたけど、
同時に素直でもあったな。。
社長・上司の言葉は、全部メモして、聞いて、基本、実行していました。

だから、私は、ゴルフをしない。できない。

  
ゴルフ場のレストランで、ご支援先社長とのランチ。

ゴルフをしないことが、良かったのか、悪かったのか、、
ちょっと考えてしまうほどの雰囲気とお食事の美味しさです。

でも、この場にいさせてもらえるのは、
ずっとゴルフをせず、仕事して実力を高めてきたから。とも言えます。

これまでやってきたことは、間違いではなかったな。と思えます。

 
やれ。と言われることは、素直にやる。
やるな。と言われることは、素直にやらない。

入った組織、所属のリーダーの方針に(余程、論理に間違いがない限り)
まず「どっぷり完全に浸る」ことが、成功の近道でしょうね。


ヒトの本能と理性。自然を感じるトイレ

トイレつながり。もうひとつ。

当社・事務所の隣にある洋館を改装したカフェ。
この雰囲気と、川沿い立地だから、女子に大人気。

ここのトイレは、この通り。
什器は、すべてイギリス製のものを使い、
写真の左側には、川が流れている。
(もちろん、現在、すりガラスである。川の中州から、まる見えとなるので)

設計者は不明。
建築主は、証券仲買会社。明治年間。

今でも、イケイケのビルや店舗には、
高層階・ガラス張り。とか、自然&ガラス張り。という豪華「トイレ」の建築物がある。

不本意ながら、やはり
おおーーーっ!!となる。
この背徳感が、たまらない。

この建物ができた、100年以上前から、人の考えること、感性は同じである。

1000年以上前から、自然の中の「立ちション」が、一番気持ちいいものである。
だから、
一時的に理性を解除された本能が「ガラス張り・自然と一体トイレ」に感動するのである。

 
で、このレトロな名物トイレを、
スタッフさん達は、ちゃんと「名物である」と認識して、丁寧に掃除しているかな?
100年前の設計者・建築者に甘えっぱなしで、お給料をいただくような甘い仕事をしていないかな?
と、掃除ぶり=会社の本質を(意地悪に)チェックするのです。


できることを、本気でやりきる。

某ご支援先、到着駅でのお手洗いの清掃スタッフさんが、凄い。

毎月のご訪問先は、日は違えども、同じ時間・同じ場所で、
用を足してから、待ち合わせ場所へと向かうので、
このスタッフさんのお掃除時間に、毎回、一緒になる。

今年の春くらいから、
この駅の、この時間帯を受け持つスタッフさんの
「本気の仕事」に、いつも、感動させられています。

写真だけでも伝わると思いますが、
現場の動きを実際に見ると、圧巻。圧倒されます。

このエリアの完全なる支配者・王者・チャンピオン。。

この仕事ぶりを感じ、
一層、気を引き締めて、コンサルティングに向かいます。

自分にできること、誰にでもできることを、
本気で、一生懸命、手を抜かずに、やりきること。

それが、接する人の心を動かし、
自分に、技術やノウハウが生まれてくる。


学ぶ人、勉強する人は、誠実ですわな

先日のブログの続き。
その答えは、
互いに「勉強すること」「学ぶこと」じゃないかな?
それを続けることである。
仲の良いご夫婦で、経営でもナイスコンビである
キミのお父上とお母上が、そうしてきたように。

お二人は、ずっと、前向きに
勉強し、実践し、検証してこられた。
経営の事だけでなく、人がどう生きるか?についても。

  
以前、ある会社の会長に、教えてもらったことがある。
セミナーのゲスト講演の打ち合わせに、お伺いしたときのこと。

会長「何事にも、誠実であることが、大事ですな」
中西「失礼ながら、私、誠実、誠実って言う人を、イマイチ信用できないんですよ。」
  「会長、誠実って、何ですか?」
会長「こうして、学ぶこと自体が、誠実ですわな」
  「自分は未熟者だ、という立ち位置ですから、勉強する人は、みな、誠実ですわ」
中西「え?こんなボクでも、誠実ですかー」

勉強する人、学ぶ人、前進する人は、誠実である。

門出を祝う快晴と、日本一のご利益のある街。
お招きいただき、ありがとうございました。

おかげで、すっきり、心が浄化されました。





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