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才能あふれるAIと、チャレンジする自分

私の冬の恒例行事・・・
大学入試の共通テストや、東京大学の入学試験が、新聞に掲載されると、
無謀にも、解答にチャレンジ=受験してみます。

数学や物理・化学などは、まず無理なので、スルーです。

でも、社会(歴史、地理)や現代文などは、
日常の仕事生活・常識の範囲で回答できるものです。
英語は、ダメ元のチャレンジで。

ここ最近の大学入試の傾向として、
「考えさせる」問題が増え、
「暗記が必要」な問題が減っているので、
仕事の能力の延長で、なんとか得点することもできるのです。

結果は?と言えば、そこそこ、そこそこ。。で、
今の18歳の皆さんの優秀さをかみしめ、尊敬している次第です。

今年、
ついに、AIが、共通テストで90%以上の正解率(東大合格ラインをクリア)
東大試験にも、合格水準を超える解答を出すようになってきたそうです。
これは大きな転換点です。

「東大クラスの頭脳を友達に持ち、仕事ができる」
もはや、AIを活用しないという選択はないと思います。

「無謀で無益に見える挑戦」で、自力を鍛えることも、もちろん、続けてゆきます。
自らの意思で、決断すること、行動すること。AIと共に生きる人間が高めておくべき力のひとつです。


プロ野球開幕。今年の注目② チームの組織力/コーディネイターと新コーチ 

チームの運営にも注目している。

巨人は3軍まで。(地味に広島にも3軍あり)
ソフトバンクは、なんと4軍まで。
選手層の厚さ=人件費を多く払える。施設がある=経営力の強さ=儲ける力。で
根本的に強いチームを作っています。
「すそ野が広いこと」は「強さ」を作る王道のアプローチです。

それに対して、
組織デザインで、対抗しようと見えるチームがあります。

今年、DNAは、2軍監督に桑原義行を任命しました。
選手としても、指導者としても、ほぼ経験がない人物です。異例の人事。
監督は、コーチと選手、チームの各分野の「調整役」に適任な人物を配する。
2軍監督の役割がそこにある。という組織デザインです。
監督やコーチが変わったとしても、
DNAという組織チームの戦略・育成手法は、変わらないようにしてゆく意図が垣間見えます。
一軍のコーチ陣も、打撃・走塁コーチでなく、統合して「オフェンスコーチ」
投手・守備コーチも「ディフェンスコーチ」となっています。
新興企業・DNA本体の経営力が発揮されていることを感じます。

日本ハムは、栗山英樹を
チーフ・ベースボール・オフィサー(CBO)に任命しました。
選手と現場コーチ。今と未来。データと経験値。これらの潤滑油となる役割です。

「潤滑油」の役割は、増えています。
今、3分の1くらいのチームに「コーディネイター」というコーチが、存在するようになってきました。(ロッテ・DNA・ヤクルト・阪神)
「教える側」「教えられる側」/「使う側」「使われる側」/「一軍」「二軍」/「本人」/「ドクター」の潤滑油となる存在です。
これまで「監督」「コーチ」/「攻撃」「守備」の間に立つ役割として、
ヘッドコーチが存在していますが、
今らしい、現場レベルの調整役機能が必要となってきているようです。

新しい指導者の力は、どこまで発揮されるか?
低迷する中日にも注目しています、新監督・井上は、なかなかやりそうです。
打撃コーチの松中にも注目。
中継での解説を聞く限りは、相当の偏屈的な難しい打撃理論派。
古臭いかもしれない3冠王の打撃理論や練習方法が、
今どきの若手と低迷する打線と中田翔に通用するか?

打線低迷の阪神には、指導に定評のある小谷野打撃コーチが就任。
巨人には、作戦名参謀といわれる橋上が味方についた。2軍にはずっと桑田監督がいる。

こんなところを見ながら、観戦してみます。


昨年オフに訪れたエスコンフィールド。
日本ハム球団の野球への造詣の深さを実感できます。

タワー11という名所。ダルビッシュと大谷の大壁画。


父親が残してくれた何かを子供へ

仕事、まだまだ、多忙につき・・・
引き続き、テレビそのまま備忘録。

ドキュメント72時間、福島県二本松のドライブインより。

小さい子供3人と奥さんで食べに来ている男性。

トラックの運転手だった父親に
「小さい時から、結構、連れてきてもらっていて」

彼もトラックの運転手に。親子二代で走っていたけど。
2年前。。父は、休憩どころの駐車場で、くも膜下出血で亡くなる。

「最後はそれこそトラックの中で、ハンドル握ったまんまの最期だったんで」
「がむしゃらに昼夜を問わず走ってくれて、それで家族を支えてくれた親父なんですけど」

「子供が美味しそうに食べてくれている姿、見るって、やっぱり、嬉しいですよね」
「あのころの親父も、そう思ってたのかなって」

お父さんが残してくれた。大切な何か。


何も考えられないから 、最高なんじゃないですか

同じく「72時間」総集編より。
日本海の長距離フェリーの放送回。

デッキから、夕暮れの海を眺めている人
「水平線に沈む太陽、
これは、なかなか見られないですよ。
今日は、最高ですね。マジックアワーで」

インタビュアー
「これを見てるとき、どんなことを考えるんですか」

「何も考えられないから
 最高なんじゃないですか」

うーーーん、名言!!
台本なしで、この言葉・この表情。
一般人こそ名優です。

 
例年以上に、今年の2月は、
春からの仕掛けのプランニングと具体的支援のため、多忙を極めています。
不況下の物価高、スタグフレーション。
お客様の財布のひもが固くなるなか、どうやって、自社で買ってもらえるようにするか?

毎月のご支援先約20社、年に数回のご支援先を含めれば約40社。
それぞれのチラシ・DM・SNS・商品・売場・ホームページ・・・・
それに、新規出店プラン、リニューアル・・・・
急遽、人手不足だ!と求人広告、競合が仕掛けてきた!と対策販促・・・
少なくとも100企画分=1日あたり3~4企画以上を、この1~2月で、生み出しています。

というわけで、
2月のブログは、楽をさせていただき、
しばらくの間「72時間/備忘録」で、乗り切ります。


2024年・レクイエム③桂ざこば師匠~人情噺、育て親の師匠

上方落語界の暴れん坊・桂ざこばさんのエピソードは、数々あります。

先輩・後輩を問わず、大阪の落語家さんは、
寄席で、本ネタの前に話す「まくら」の中や、創作落語の中にも、
しばしば「ざこば師匠」を、登場させて、笑いをとります。

東京の浅草で言うところの「内海桂子・好江師匠」の扱いと同等です。
その存在自体が、面白いのです。

書き留めておきたい内容を、ひとつご紹介しておきます。
ネットにも出ていたんだけど・・・今、消えているようなので。
(スクリーンショットを撮っていて、良かった。。)

↓↓
今、上方の大人気タレント、噺家としても大師匠の「桂ざこば」が、
まだ「朝丸」と名乗っていた時期、
はじめてホールで独演会を開いたのは、33年前のことだった。

師匠の桂米朝は、
桂朝丸の「はじめての独演会」のパンフレットに、こんな一文を寄せた。

『朝丸と南海電車に乗っていて、
難波に近づき車窓から大阪球場の灯りがちらっと見えると、
朝丸は「今日は暑かったから、ビールがよく売れるやろうと思います」と言った。
朝丸は、家庭の事情で中学からアルバイトをしていた。
こんなあどけない子どもが、
重たいビールを担いで、急な段差のある球場を上り下りしていたかと思うと、
胸が詰まるような思いがした。
その朝丸が、今日、初の独演会を開く。
褒めてやってほしいと思う』

朝丸は、高座に上がるなり、
「パンフレットの文章、読んでくれはりましたか」と客席に言い
「嬉しい」と、男泣きに泣き始めた。
客席も、もらい泣きをし、それから大きな拍手が起こった。
↑↑

大好きな文章です。

読み返すだけで、涙がウルウルする。
のちの人間国宝・米朝と、のちの暴れん坊・ざこば師匠の初期の物語である。

若者スタッフを預かる経営者、幹部の皆さんは、
大なり小なり、彼ら彼女らの背景に、米朝師匠のごとく、思いを馳せて欲しい。

ご冥福をお祈ります





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