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大将は、ゼネラリストであれ

初陣から帰ってきた政宗に
父・輝宗がこう質問する。
「敵の刃に囲まれて、そなたは、何を感じた?」

最初は、恐ろしくて、身がすくんだ。
しかし、太刀をあわせるうちに、心が澄みわたり、相手の姿が手に取るように見え、
斬るか斬られるかの瞬間が、醍醐味だった。
と夢中で(勇猛を褒めてもらえるだろうと)政宗が答える。

それに対して、輝宗はこう教える。
「外道じゃ」
「よいか、大将は、時に臆病でならなくてはならぬ」
「大将が首をとられたら、戦は負けじゃ」
「一家一族は根こそぎ倒される。それゆえ、最後まで死んではならぬ」
「家臣の柱となって、生き抜くことが務めじゃ」
「家臣の場合は、さにあらず、大将のために死ぬることが務めじゃ」
「喜んで相果てることに、忠節の意味がある」
「侍とは、そうしたものじゃ。大将と家来が死を挟んで、向かい合うておる」

↓現代に置き換えると。
経営者は、時に臆病でなくてはならぬ。
経営者が会社を潰せば、従業員の暮らしも、家族の暮らしも、根こそぎ失われる。
すべての従業員の柱となって、全体を見て、会社を守り抜くことが務めじゃ。
経営者が、好きな一部の仕事しかしないようでは、会社は潰れる。
従業員の場合は、さにあらず。
従業員は、その会社に自らの時間を捧げ、能力を尽くし、己の人生を賭ける。
自らの時間と力を差し出して、会社を支えるのじゃ。
現代の「侍」とは、そうしたものじゃ。
経営者と従業員とは、金を挟んで向かい合うておる。
金だけでつながった関係は、金で切れる。
「この会社を守る者」と「この会社に人生の一部を託す者」が、
互いの背中を預けておる。会社とは、そうしたものじゃ。

・・・・
経営者は、スペシャリストではダメ。
ゼネラリストであるべき。との原則を、輝宗は教えています。

スペシャリストとは、特定の狭い領域で高度な技術や知識を持つ人。
システムエンジニア、医師、弁護士。。コンサルタントもこれにあたります。
即戦力として評価されやすく、技術や知識で直接成果を出す。

ゼネラリストとは、部署や業務の垣根を越えて、幅広い知識や調整力を持つ人。
経営者、経営企画や管理職、総務など。
全体を俯瞰してチームをまとめて、正解のない問題に対して最適解を導く。

これは、経営のイロハです。
・・・・

輝宗を演じるのは、北大路欣也さん。
この目力と存在感よ・・・。
このドラマは、起用されている俳優陣も、特筆ものです。
また、それものちほど。

輝宗・欣也さんが言ってた、この言葉を、
のちのち経営の勉強をしたとき、思い出して、つながる。
ああ、こうゆうことを言ってたのかー、同じだなあと。





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