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敗軍の将、兵を語らず。「ことわざ」を語る。

3月のブログで「新コロは4月には収束」と書きましたが、
見事に、外しました!・笑
いやいや・・反省です。。。

根拠としていたのが「人の噂も75日」ということわざでした。

このブログでは、
「実るほど、頭を垂れる、稲穂かな」等々、
時折、ことわざをご紹介しています。

昔の人は、
本当に良く言ったものです。

ことわざには、人類の叡智が詰まっている。
と言っても、過言ではない。

ことわざ・故事成語・格言を知り、
それを、自らの体験と当てはめ、
自分なりの解釈をつけ、行動・思考の規範とするだけで、
仕事も、経営も、人生も、少なくとも、平均以上の成績をおさめることができる、と、信じています。

「朱に交われば、赤くなる」
「早起きは、三文の得」
「氏より育ち」
「人のふり見て、我がふり直せ」
「三つ子の魂、百まで」
「一事が万事」
「好きこそ、ものの上手なれ」
「おごれる者も、久しからず」
「信なくば、立たず」
「利は元にあり」
「情けは人のためならず」
「虎の威を借る狐」
「案ずるより産むが易し」
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」
「隗より始めよ」
「良薬は、口に苦し」
「郷に入っては、郷に従え」
「去る者、追わず」
「親の心、子知らず」
「老いては、子に従え」
「人事を尽くして、天命を待つ」
「笑う門には、福来たる」等々・・・・

枚挙にいとまがないほど、真理を述べており、役に立ちます。

親御さんは、
お子様が自ら「ことわざ辞典が欲しい!」と、言ってくるように、
仕向けることが理想です。。

「木を見て、森を見ず」の結果、
「国敗れて、山河あり」の風景となりませんように。


人は見たものを定義するのではない、定義してから見ているのである

自社の店舗に、
ビニール・スクリーンを吊り下げて、
スタッフが感染しないようにする店舗を作るか、
それとも、
ビニールカーテンなしにして、
お客様のための店舗を作るか。。。

現状、クリーニング業界では、
A:経営者が方針として進んで、ビニールカーテンをする店舗。
B:経営者の方針としてはしたくないが、不本意ながら、
 スタッフからの要望により、やむを得ずビニールカーテンをする店舗。
C:経営者に明確な方針がなく、したい店舗はする。しない店舗はしない。
D:経営者が方針として、ビニールカーテンをしない店舗。

この4つくらいに、分かれる。

私は、もちろん、経営者の方針に従い、A~Dどの範疇でも、
ベストの方法を提案する。
それが、コンサルタントの仕事である。

もし、経営者が意思決定に迷い、どれにするか、相談をされれば、
個人的志向としては、Dをおすすめし、応援している。
それは、以前から、
クリーニング店は「テーマパーク」のようなお店にならなければ、
生き残ることができない。。と提唱し、
お洒落なカフェのような店舗を作ろう・・・と、活動してきたからである。
今は、一番、試されている時である。

しかし、現場のスタッフの声も、良くわかるし、
労使の力関係にもよる。仕方ない部分もある。
もし、御社が、Bの場合なら、ここが「現在地」の実力であり、
取り組み方法に誤りがあったかもしれない、
方向はあっていたけど、時間が間に合わなかったのかもしれない。
コロナ後から、正しく再スタートを切れば、良い。

ビニールカーテンをしたくて仕方ない人は、
コンビニが、やっている!
JRの窓口も、やっている!
吉野家も、やっている!と、それが気になり事例を集める。
・・・いや、俺たちの目指す店って・・・
(コンビニには失礼ながら)そのレベルと同じだったのかい??と、
個人的感想を持ちながら、そうゆう話を聞く。。

ビニールカーテンをしたくない人は、
スターバックスは、やっていない。

部屋に朝刊を無料で届けてくれるクラスのホテルのフロントは、やっていない。

と、写真を撮る。。(笑)

ちなみに・・・スターバックスは、コロナへのアレコレ注意書き、一切ナシ。
アルコールすらナシ。あるのは、立ち位置テープが、引かれているだけ。
ここの店長にヒアリングしたところ、
感染対策はカウンターの距離で十分。スタッフは、危険だ・・とか、何も言ってこない。
営業している店舗については、会社の方針で、すべてこのカタチ。
とのことでした。

人は、自分の見たいものしか、見ないものである。
見てから定義するのではない、最初に、定義したものを見たいだけである。

後日談・・・
Dのスタイルで、頑張っているクリーニング店の社長を勇気づけよう・・と、
この写真を送ったところ、
「何日か前、スターバックスでアルバイトしていた
 有名大学生が、応募してきました。とても良い子です、採用しました」
「理念に、共感したと、応募してきました」
との返事。。

スタバも、ノン・カーテン
このクリーニング会社も、ノン・カーテン。。

根底に流れる経営者の理念・方針、それが具現化した実施事項に、
応じた人が、集まってくるのである。

今、大変だけど・・我慢して、筋を通せば、こうゆうことが起こる。
コロナで、これから、どんな人財が集まってくるか、楽しみである。


アナタは、有事タイプ?平時タイプ? 

新コロ騒動以降、
クライアントの社長の動きを見ていると、色んな特長が出ます。

これまで、何だか、アレレ??と思うことも多く、
軌道修正に大変だった社長さんが、
急にイキイキ、素早く、的確に、動き出す。ということがある。
これは、見ていて、痛快である!
3月の売上を、プラスにもってきたりする。

これまで、順調に伸ばしてきた社長が、
急に、的外れな方向に、動いてしまう。
あるいは、動きが弱くなってしまう。ということもある。

もちろん、これまで、順調だった社長の
ギアがもう一段上がって、バリバリに光輝く。ということもある。

一番、困るのは、軌道修正が大変だった社長が、
ずっと、これまでのまま。。フリーズして動かないこと。

有事と平時。。。人間の性格的に
どちらに向いているのか?ということは、
やっぱり、あるらしい。

 
何が起こるか、わからない。
周りの状況は、変わらない。
ならば、
自分から何か起こしたほうが、主導権をとることができる。

古今東西の戦史において
「戦場」を目の前にして、
熟慮するのは、必ず負けるパターン。
待った人は、負ける。
もし、待つ場合でも、有効に動きながら、待て。

緊急事態において、
命令の「数」と、命令の「強さ」に、劣る武将・指揮官は、
たいてい、負ける。

皆が、恐怖で動けなくなっているとき、
「ヨシヨシ、きたきたー」と、
舌なめずりしながら、
バンバン、皆に命令を出せる者が、勝者となる。

今が、まさに、そのとき。
混乱期は。。大逆転のチャンスである。

・・・・
ワタシ??
もちろん、有事や逆風には、少し自信があるほうだ。
最近、「舌なめずり」しすぎて、ヨダレが止まらない。。
なにせ、あの東日本大震災・・・
当日、仙台で遭遇し、
新幹線も、空港も、高速道路も、ストップしている中、
翌日には、大阪に戻ってきていた男だ。笑
状況分析、知恵、行動、それと運=良き人との出会いには、ほんの少し、自信がある。

おかげさまで、仕事はなくなることなく、今日も出張支援。。
「大変なときだからこそ、来てほしい」という社長の想いに、全力で応えたい。


もう1個だけ書いておく。これで最後にするから!

あのな・・・・
オッサン、オバハン。。その茶番パフォーマンスに、
一言つけ加えることが、できんのか?

自身を守るためです。
社会を守るためです。
命にかかわることです。
家にいれば、大切な命が救われます。
家にいてください。

ってか?
また、お言葉スラスラ、TVウケ意識フレーズ・・・それは、ええけど、、やな。
  
アンタらが、家で身を守って、安全にいれるのは、その瞬間も、
家から出て、仕事してくれている人がいるから。。という一面があること、わからんのか??
俺らが、モノが食べれるのも、
電気や水道が使えるのも、
宅配が届くのも、、、こうゆうときにでも、
家から出て、仕事してくれている人がいるからや。

自分を中心とした危険回避の話だけを、話するな。
そうゆうなかでも、命をさらして働く人がいないと、社会は成り立たない。
その言葉は「外に出て、働く気がなくなる」言葉である、という一面も、認識しろ。

自分中心の「上から、上っ面」しか見えない、見ない人に、
リーダーの資格は、ない。(あくまで、個人的見解だ)

シナリオを暗記して、プレゼンしたオッサンとオバハンも、
原稿を書いたエリートも、、失格だ。

 
「今、私たちの社会生活を維持するために、
 家から出て、お仕事していただいている皆さん(ここで全業種の名前を呼んでも良い)に、
 最大の敬意と感謝の気持ちをあらわします。
 国民の皆さんも、彼ら、彼女らの安全を守る行動をとると同時に、
 最大の敬意と感謝を持って接して欲しい」

最後に、このことを、つけ加えて、言ってくれ!

今年は、例年よりも、桜が長く咲いてくれている。

陰鬱で、怒りを持ち、クライアントさんが勝ち残る道を模索しながら、
でも、ゆっくり風景を楽しめる桜、、
これは、これで、一生に一度の大切な桜である。


もしも、私が国会議員だったら

このように質問してみたい。
そうゆう議員が、一人くらい、いて欲しい。
※特に、本気の野党議員がいるならば。。。
※あるいは・・・進次郎あたりが、イキナリ、打ち合わせナシで、やって欲しい!

「私たちが、自粛を要請した結果、
収入が減る会社や国民の割合は、実に80%にもなります。
補償制度、給付金、支払い猶予措置、アベノマスク、緊急事態宣言も、
良いですが、
何よりも、はじめに、
私たち議員と、公務員の収入を、自分たちで30%削減しませんか?
国民の収入が減ることを、たくさん、お願いしておきながら、
私たちだけが、これまでと変わらぬ収入を、
安定的にもらい続けるのは、本末転倒で、心が痛いです。
私たちの給料は、国民の皆様の税金からいただいています。
主たる国民を苦しい状態に追い込む要請をしておきながら、
従たる我々がそのまま給料をもらい続けるのは、私は、とても、心苦しいのです。
総理も、そう思いませんか?
国民の多くと同じ気持ちとなり、必死で知恵を絞り、行動するためには、
まず、私たちの給料を30%削減してからにしましょう。
そうすれば、施策も命がけで考え、まさに「ワン・チーム」となれます。
期間は、今すぐスタート。
コロナ騒動が収まって、国民の収入が元に戻るまでの期間。
例外は、今、必死で動いている医療関係と、その関連省庁のみ。
総理のお考えと、行動を、お聞かせください。」

きっと、これに対して、
「私は、そうしても良いのだが、法律の整備が・・・」的なことを、答弁してくる。

なので、次に、こう対応する。
「わかりました。それでは、得意の“要請”を出してください。
議員、公務員の方々におかれましては、自分の給料を30%、返上してください。
もしくは、無給で30%の時間、忙しい省庁・部署に応援に行ってください。と。
そして、その数字がどうなったのか、
毎日の感染者と同様、報道してもらうことにしましょう。」

 
たとえば、会社の場合、、
従業員さんに、収入を減らすお願いをしておきながら、
社長・幹部だけ、そのままの給料をもらい続ける・・。
そんなことをしたら、みんなソッポを向いてしまうぞ。

道徳とか、美しい国とか、○○ファーストとか、
ここで見せてくれよー!





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