2023年9月16日 21:20
仕事用の鞄を求めて、
百貨店のビジネスバッグコーナーに行ったとき、
接客を受けてみて、勉強になったこと。
<私の要望>
・出張にも使える大容量「3WAY=手提げ、肩掛け、リュック」が欲しい。
・毎回「肩掛けベルトと本体をつなぐ器具が壊れてしまうこと」が、問題点。
・ブランドはどこでも良い。どのメーカーでも良い。
・軽くて丈夫。見た目も、かっこいいものが欲しい。
接客スタッフ・一人目
【言葉遣いだけで、逃げだしたくなるスタッフ】
「気になるもんがあったら、ゆうてねー」と、声をかけてきた。
「あ、はい~」と言って、逃げるように、この店員のもとを去る。
本当は、売場自体から去ってしまいたかった。
・・・
ここ一応、百貨店でしょ。百貨店も人手不足か??
しかし、採用してしまってはいけない人もいる。基礎教育も必要だ。
言葉遣い・態度だけで、売上を下げてしまうスタッフがいる。
接客スタッフ・二人目
【自分の売りたいものを、売るスタッフ】
自分で鞄を手に取って調べていると、別のスタッフが近づいてきた。
その商品とブランドの説明を、一生懸命してくれる。
他の気になる商品のひとまわり大きなサイズがないか、聞くと調べてくれた。
が、「つい先週、全店舗から在庫が切れてしまった、取り寄せもできない」
・・・
自分が売りたい商品、客が手にした商品の説明を完璧に行うスタッフ。
標準的な販売レベルは、こんなところであろう。
接客スタッフ・三人目
【相手の要望を聞き、課題を解決するスタッフ】
(帰りに別の店に寄ってみて、それでもなければネットで買おう!
そのときの材料を調べておくために、少しだけ、さっき見た商品を確認しておこう)と見ていると、
別のスタッフが、説明をはじめた。
「誰が、どんな目的で使うバッグですか?どうゆうことで、お困りですか?」と聞いてきた。
そして、各ブランドの売場の中から、3WAYの大容量バッグを、すべて集めてきてくれた。
手元で、金具部分の強度を中心に、軽さ・素材感・収納力。。比較して、調べることができた。
・・・
結局、このスタッフさんから、買うことになった。
相手の今、解決したいこと。背景を知ること。そのうえで、選択肢を提示してくれること。
平均よりも少しだけ高い収入を得たいなら、(会社的に、ネット通販に負けなくないなら)
これくらいの接客はしければならない。
新しい相棒と、本日も仕事です。
2023年7月30日 19:50
必要なことは、
事故や問題、失敗の「責任追及」ではない。
原因となった「事実」を正確に究明し、把握し、
具体的な再発防止、被害軽減に、つなげることが、必要なのである。
「誰が」よりも「何が」のほうが、大切である。
やらかされた人間、
やらかした人間、双方のレベルが低いと
怒る。だから、正確な原因がつかめない。
怒られる。だから、逃げる、誤魔化す、言い訳をする。
責任を追及される・・・
大半の人は、幼少期から誤った教育を受けてきたため、そう感じてしまう。
だから、大人になっても、
逃げる、誤魔化す、言い訳をする。
こうゆう人たちは、
永遠に失敗を繰り返し、やがて、尽きてしまう。
時により、一発退場もある。
問題が起こったとき、
会社が行うのは、警察のような「捜査」ではない。犯人捜しではない。
事実を正確に把握して、
より、お客様に喜ばれて、勝ち残るチームとなるための「調査」である。
失敗は、より良くしてゆくための財産である。
放置せず、事実を確認し、根本的な対策を打てば、本当に良くなる。
こんなことも、
心底わかってくれる人が、少しでも増えてゆくよう、毎日、コンサルティングしています。
2023年7月2日 21:25
将棋には「悪手」「良手」のほかにも、
様々な「手」がある。
<妙手>みょうしゅ
「巧妙な手」の略。
「こんな妙手は、なかなかお目にかかれない」などと使われます。
・野球で言えば、意表を突いたセーフティバント。ディレード・スチール。
・サッカーなら、ヒールキックや、股抜きパス。
・相撲なら、ネコだましや、とったり。等々、テクニカルな一手。
妙手の中で、
特にレベルの高いものを「絶妙手」と呼び、
奇妙な手のことを、「奇手」(きしゅ)
珍しい手のことは、「珍手」(ちんしゅ)と呼ぶ。
<疑問手>ぎもんしゅ
明らかな「悪手」には見えないけれども、
なぜ?それをする??という手。
結果的に、形勢を悪くする手のこと。
直接的な悪手ではない場合に使われることが多いようです。
<緩手>かんしゅ
ほかに指すべき手があるのに、
ポイントをはずした「ゆるい手」のことです。
悪手とまでは言い切れない。
対局中のリードが大きければ、致命傷にはならない。
が、勝てる試合を、混戦にしてしまう要因となる。
経営で言えば、
市場に恵まれているうちは、それなりに利益が出ている(ように見える)が
市場が厳しくなると、一気にダメになってゆく。
そうゆう会社の経営者・幹部は、
決まって「緩手」と「疑問手」のオンパレードを、実行している。
2023年6月24日 20:42
将棋の世界では、
AIとプロ棋士たちが勝負すると、
今や、AIのほうが、勝つ時代となっている。ここ10年の話である。
このように、将棋中継のテレビでは、
AIが導き出した次の「最善手」が表示され、一手ごと勝利の確率まで、計算されている。
視聴者は、
棋士がAIの示す「良手」を打つかどうかを示す「評価値」に注目して観戦する。
コンサルタント=売上アップの業界も、
AIによって、
出店の売上予測や、MDの適正化数値、
販促の内容、手法、タイミングが、表示されるようになるのではないか?
スタッフの研修も、AIが行うようになるのではないか?
(もう大企業は、投入しているでしょうね)
私は「早くそうゆう世界になって欲しい!」と思っています。
「俺の仕事は、代わりに誰かやってくれ。誰でも、AIでも、できるだろ?」
「そうなると、コンサルタントの仕事がなくなるのでは?」という意見もありますが、
私には、全然、そうゆう危機感はない。
さっさと予測AIを完成させて、
それらを土台として、コラボして、
もっと精度の高い売上アップ方法を開発するため、
自分の時間を使わせてもらえるなら、もっとすごく売上が上がるぞ!!と思っています。
未だ、若者のような「根拠のない自信」がある。
皆さんの仕事とAIについては、どうですか?
おそらく、これから、
AI等によって、人の仕事を激減させなければ、やってゆけない世の中になりますが。
ちなみに・・・
この将棋中継の「評価値」を観ながら、棋士の打つ手に
一喜一憂している視聴者は、AIに「仕事を奪われる」人となる。
(面白いのは、事実であるが)
そこに身を置かず、
当事者を評価するのみの「傍観者」を作り出すことを、助長している。
自分の頭と感性で、何でそうなるのか?
深く考える人になってもらいたい。
2023年6月4日 20:31
「超特急」キーストン、
「流星の貴公子」テンポイント、
「関東の刺客」ライスシャワー、
「異次元の逃亡者」サイレンススズカ、
そして、今回のスキルヴィング。
競馬レース中の故障(大怪我)が原因で、
「死に至る悲劇」に見舞われた名馬たちである。
YOUTUBEは、すごい。
TV中継では、スキルヴィングの悲劇の場面は、
衝撃が強すぎて、一瞬だけしか映らなかったが、
現代、YOUTUBEでは、全てのシーンを見ることができる。
スキルヴィングは、
何とかゴールを過ぎ、騎手のルメールが背中から降りた後すぐ、
もんどりうって、ドサッと倒れる。
まるで、騎手が安全に降りるまで、倒れることを我慢していたかのように。
騎手を乗せたまま、巨体が倒れたら、騎手の命さえも危ない。
ルメールは、ゼッケン番号と鞍と腹帯を外してやり、
首すじ、顔をなでてやる。(ルメール、やっぱり、いい奴だーー。騎手の根本をみる)
昔、キーストンは、
直線で、骨折して、転倒。山本正司騎手は、落馬してしまいました。
脳震盪を起こして、動けない山本騎手のもとに、
まだ動く3本の脚で戻ってきて、鼻を押し当てて、気遣うようにそばにいた。
サイレンススズカに騎乗していた武豊も、
「痛みを我慢して、落馬しないように、動いていたことがわかる」と語っている。
人と馬の絆を語る、心あたたまるエピソードである。
個人的には、とても好むところである。
が、
馬に人を気遣う「心」があるのか?
それとも、
科学的視点から、馬の「本能」がそうさせるのか?
=どの馬でも、誰が乗っていても、同じ動きをするのではないか?
馬の本能行動に、人が後から勝手に意味づけや「ストーリー」をつけたのではないか?
などとも、考える。
・・・・
性格、悪いですよねー・笑
が、そうでないと、つまりは「真実は何か」に興味がないと、
本当に売上を上げるコンサルタントはやってられない。
これ系の事象を、涙の感動美談。としてとらえ、伝えるコンサルタントは、
単なる「講演屋」、もしくは、ロクなのがいない。
私が、小学校4~5年生くらいのとき、
母親に怒られ、「理不尽だ!」と感じ、
2階の部屋で、ひとり泣いていたことがある。
そこへ、飼い猫・トム君がやってきて、
おでこと髪の毛の境目の部分を、ペロペロなめてくれた。
「オレの気持ちをわかってくれるのは、トムだけや」
ピュアだった中西少年は、そう結論づけていた。
が、今、中西親父は、考える。
涙と汗のまじった成分が、そのあたりに蓄積されていて、
猫のトムには、それが美味しかった可能性が高いのではないか。。
本当に彼は、泣いている人を心配したのか?
「そうか、トムがそんなことしてくれたんかー、良かったやん」
と、私が泣く原因となった母親こそ、
本当に、心から、心配してくれていたはずである。