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震災復興特需のベースにある消費者心理の変化

長期出張支援のラストは、日曜日・仙台でした。
写真は、駅構内の様子。
人が溢れかえり、切符売り場は、並ぶ気にならないほどの長蛇の列。

「仙台は、復興景気に沸いている」というニュースを、耳にされた方も多いと思います。
ご支援先の数字を通して見ても、町を歩いてみても、実感します。これは事実です。

大火、戦争、自然災害がきっかけとなり、特需景気が発生する。
歴史も証明する必然の経済法則です。

東北の皆さん、何人かとお話をして、気づいたことが、ひとつ。
「お金は、あの世まで持っていけないんだから、貯め込んでも仕方ない」
こんな心理が、復興景気のベースに存在しているように感じます。

「間近で、財産が流されたり、人が死んだりするのを見てると、、、ね」
「生きているうちに、存分に楽しまなきゃ!」
みなさん、こんな「価値観」が大きくなってきたというのです。

「今を楽しく、充実して生きること」をテーマに
この地域の、この心理に訴えかけ、お金を使っていただく仕掛けを、
ご支援先で仕込んできました!!

「中西さん、それじゃ、生きてるうちに、美味しいものを・・・」と
この価値観を刷り込まれ・・・昼食は、贅沢な牛タン定食にお付き合い。

き、危険な洗脳だ・・・。


狩猟本能・全開!!

おととい・昨日は、九州のご支援先を訪問していました。

新幹線駅の待ち合わせ時間で、トンボ君を追いかけ回した末に、ようやくキャッチ!!
「獲ったどー!」
動いている生き物は、とにかく捕まえたい!!(40手前になっても)
これ、狩猟本能でしょうか?

ところで、
人間の性格形成には、
「父親の父親」と「母親の父親」の性格や職業が、色濃く影響すると言われています。
つまり、両方の「おじいちゃん」が、どんな人で何をしていた人なのか?

競走馬・サラブレッドの血統診断みたいな感じです。
人間も動物だから、きっと同じなんでしょう。

自分のDNAに刷り込まれている「本質」や「適性」が、リアルに見えてきます。

ちなみに・・・
私のおじいちゃんは、2人とも「淡路島の漁師」です。

海を見ると、ドキドキしてしまう。
何かいないか・・、捕まえることができないか・・と考えてしまう。
人よりも、その気持ちが強いような気がします。
きっと、血がそうさせているんでしょうね。


アンタの生産力と生産関係は、何か!?

そして、この先輩のすごいところが、
単なる「学術論」で終わらないところ。

アンタの「生産力」と「生産関係」は、何や!!!!

大マルクス先生の理論を、
個人の仕事や生き方にも当てはめて実践しようとするわけです。
はっきり言って、すごいです!!「売上アップの叡智」と言ったら言い過ぎかな?

マインドコントロール系セミナーや自己啓発セミナーに参加してる人に
負ける気がしません。ずっと楽しく役立ちます。(苦しいですけど)

個人の「生産力」とは、
自分一人でも、目的に向かい突き進もうとする力・何かを達成させようとする力・稼ぐ力

個人の「生産関係」とは、
周りのとの調和を図る力・人間関係を築く力・コミュニケーションをとる力

まず、優先すべきは、個人の「生産力」を高めること。
そして、その次に「生産関係」を整えること。

この優先順位の順番を、逆にとらえる人が多くなればなるほど、
チームや組織の生成と発展はない。

大学生は、大学生なりの「生産力」を発揮せよ!
社長はもちろん、新入社員も、社内スタッフも、自分ができる「生産力」を発揮せよ!
その議論は、「生産力」の話か?「生産関係」の話か?

コンサルティングの軸が、またひとつ増え、
グレードアップ完了です!!


マルクス経済学の生産力と生産関係

先日、先輩が主宰する勉強会で
マルクスの「生産力」と「生産関係」について、わかりやすく教えてもらいました!!

生産力に応じて、それに見合った生産関係(働く人の横のつながり・縦のつながり)がある。
だんだん、生産力が大きくなってくると、その「生産関係」が、適切なものではなくなってくる。

生産力と生産関係にズレが生じると「革命」がおきて、
その組織や、統制体制がこわされる、、、、これが、マルクス主義の「生産力と生産関係」です。

クリーニング業界でも、同じですよね。
1日300点の「生産力」の工場には、それなりの「生産関係=人同士の和、組織の体制、仕事の流れ」がある。
1日1000点の「生産力」の工場には、それに対応した生産関係で成り立っている。
もっと生産力が大きくなれば、さらに別の生産関係がある。

ずっと同じ「生産関係」を続けることはできない。
生産力に応じて、生産関係が変化してゆきます。

生産力が発展したのに、前と変わらない生産関係では成り立たない。

考えてみれば・・・
春の繁忙期の何日間かは、荷物がめちゃめちゃ集まり、
否応なしに、生産力を飛躍的に高めねければならないことがあります。

スタッフのみんなが「革命」を起こしそうな気配って、ありますよね。
マルクスは、こんな社会の仕組みを、ずっ~と研究していたんですね。


何もしなくても売上アップ?(中西流・売上シャンパンタワー理論)

前述の「東北畳の会」メンバー様。
衰退業種として有名?な「畳業界」ですが、
ここに、こうやってお集まりのみなさんは、10年間、安定成長を続けておられます。

恐らく・・・ちょっとしたクリーニング会社の経営者さんと、
資産、負債、年収、仕事のバランス性を勘案すれば、まったく遜色ない。。。
いやむしろ優れているともいえる経営状態なのだろうと思います。

でも、昨年3月の東北大震災のときには、
「どうなることか・・・」と、本当に心配しました。

ニュースでも報道されている通り、
畳・内装を含む、東北の建設の現場では、復興景気が続いています。

メンバーさんの業績発表でも、
「今年1~6月は、特に何もしていない。が、とにかく忙しい!!」という声が、
ほとんどを占めました。
もちろん、東北といっても、地域によって、受注の内容や状況が、全く違うのですが、
総じて「心理的」「経済的」な好景気のなかにあります。

「地域の畳・内装屋さんは、みなさん、こんなに忙しいのですか?」と質問すると、
このようなお返事が、返ってきました。
「いえ、震災前から、それなりに仕事があるところは、今、めちゃめちゃ忙しいですね」
「震災前から、仕事がないところには、今でも仕事はありません」

これこそが、
私がいつも話す「売上シャンパンタワー理論」です。





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