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クリーニング店舗のバックヤードでチェックすること

ご支援先の売上アップを図るため、店舗をご訪問するときには、
いくつか(勝手に作った)独自のチェックポイントがあります。

誰もが言うような当たり前のことは、置いといて。。。
人と違うちょっと変わったところを、いくつかチェックしています。

今日は、そのなかのひとつをご紹介します。
繁盛している店舗のバックヤードの特徴から導き出したルールです。

それは、「スタッフの連絡ノート」。
これをパラパラ~と確認します。

どんなことが書かれているのかによって、
「繁盛している」「繁盛する可能性が高い」
「繁盛するのに時間がかかる」「最悪、スタッフの入れ替えが必要」の4パターンに分かれます。

第一に、その言葉の数。
きちんと丁寧にたっぷりと、みんなが書いているのか?

第二に、言葉の質。
・お客様のことを中心に考えた言葉。
・会社を良くしてゆく言葉。
・スタッフを前向きにする言葉。。。が、多ければOK!
※かわいいイラストなんかが、ちょこっと描かれていてもOK!

こんなところからスタートする組織活性化もあるのです。

いつもの通り、ご支援先のバックヤードを物色していると・・・
こんなものが、張りだされていました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(全ドラ連載)
今年、業界新聞さんからご依頼をいただき、連載をしています。

うれし、恥ずかし・・・ってやつ。
知らないところで、やっててくれれば、いいんですけど。。。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(全国ドライ新聞・ゼンドラ)
でも、まあまあお役に立つことを書いていますので、
ご購読くださいませ、よろしくお願いします!

※これは、バックヤードには貼りださなくても、大丈夫です。


「値上げ」の真の相手は内にあり。。

値上げをすると、お客様が離れてしまうのではないか。。。
その危険を心配するよりも前に、
心配しなければならないことがあります。

それは、
「値上げなんかしたら、お客様が離れてしまうわよ!」という
店舗スタッフの「まるで他人事」のような「部外者的・感覚」です。

実は、この気持ちが、値上げのときの「最大の敵」となります。

「すみませんねぇ、値上げしちゃって、ホントにもう、うちの会社ったら・・・」
スタッフがお客様に良い顔をしたいがための、
このような「一瞬」の発言が、お客様を「一生」離れさせてしまうのです。

スタッフの理解・協力を得ながら、値上げ戦術を進行させなければなりません。

値上げの方法は、各クライアントの状況によって、使い分けています。
単純に、単品ごとに価格を変更する場合もあれば、
セール割引率・チケットの見直しを行う、
会員メニュー・サービスの変更を行う。。。等々。

どのクライアントさんも、
自分で自分の価格は、なかなか決めきれないもの・・・みたいです。

「もし、私の独断で良ければ・・・」と、
「そりゃ!」「せいやー!」と、傍若無人に「値決め」してゆくアドバイスが、
最近、意外とウケています。


今、「値上げ」ができる会社、できない会社。

今年はやけに、1月~2月のクライアントへの支援で
「値上げ」がテーマとなることが、非常に多くなっています。
いいことだと思います。

背景は、2つ。
まず、クライアントの多くが、
ここ1~2年で「値上げに耐えうる」だけの店舗・接客・品質づくりができてきたこと。
これが出来ていないのに、値上げしていては、街に残っている古~い文房具屋さんになってしまいます。

「値上げ」は、既存店の売上が上昇傾向だからこそ、打って出ることのできる戦術です。

次に、消費税増税を視野に入れて。
増税のタイミングにあわせて、価格を改定していては、遅すぎます。
そのときの「世間の空気感」が、どうなっているのかは、読めないからです。

「値上げ・・・やむなし」
「値上げ・・・避けて欲しい」

どちらの「空気」になっても、適切な販売促進をかけることを可能にするため、
将来を見据えて、この春の前に値上げが討議できることは、本当に幸せなことです。

  
すべては「お客様に支持される現場を作ること」が始まり。
自分でコントロールできないすべての事象も、有機的につながって、普段から鍛練を怠らない会社に味方する・・・
そう実感します。

日露戦争の司令長官・東郷平八郎元帥による
「連合艦隊・解散の辞」の一文をご紹介します。

「神明は、唯平素の鍛練に力め、
戦はずして既に勝てる者に、勝利の栄冠を授くると同時に、
一勝に満足して、治平に安ずる者より、ただちに之を奪う。」

クリーニング経営コンサルタント中西正人(値上げ東郷平八郎)
東郷サン、肝に銘じて行動します!!(敬礼!)
時代も立場も超えて、胸に響く文章です。。。。





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