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人材育成に関するノウハウをご紹介します。

人材育成に関するセミナーを、
クリーニング業界ではない他業種のセミナーで開催しました。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(玉川の人材育成セミナー)
メイン講師は、弊社・コンサルタントの玉川治宏。

とても、わかりやすく、
自分自身にとっても、勉強になる内容でしたので、
メモした内容の一部を、ご紹介します!


中小・零細企業に、優秀な人は、なかなか入社しない。
普通レベルの人材を、戦力化する方法が、ある。


人材育成に成功している会社の特長のひとつ。
社長自らが、社内で勉強会の講師をしている。
外部講師だけに、まかせっきりにしない。


経営学者・ドラッガーは
「マネージャー(管理者)」を、このように定義する。
「成果」に責任を持つ人。
その成果のために、専門家を束ねて、貢献する人。
「管理」がマネージャーの役割であった時代は、終わった。


一般社員と管理職の違いは?
社長と管理職の違いは?
管理職のやりがいとは、何か?
社長に、期待されている管理職の役割とは?
どう認識しているのかを、再確認せよ。


人材育成の根底にある思想は
「育てる」のではなく「育つ環境」を作ることにある。
自分が抜かれるかもしれない・・・というリスクを排除する。。。他、
10のチェックポイントがある。


モチベーションは、上司によって高められるものか?
それは「高める」のではなく、「高まる」もの。
上司は、モチベーションを上げようとしなくていいから、
まず、下げる言動を止めよ!


販売力のある会社は、
「ロールプレイング」を社内で実施している。


「自分で答えを出させる道筋」を、
計画的に、社内に定着させる。

 
・・・・30個くらい、メモしました!!
うちの会社でも、、、
できていないこと、たっくさんだーー(泣)

でも、今から、やったら、強い会社になるぞ!
よしっ!


マーケティング・ノウハウにも、「再現性」が必要不可欠

STAP細胞・小保方晴子さんの記者会見で
出てきた「再現性」という言葉。

あるテーマに対して、
第三者がやって、同じ成果が得られる性質や度合いのことを、再現性と呼びます。
だれが、
いつ、
どこで、
どのように、、、という
各種の要件が変化したとき、その成果に、
どれほどのばらつきがあるのか?という点に至るまで、
数字と事例で証明することが、再現性です。

我々が、コンサルティングしている
マーケティングの世界でも、この「再現性」が、とても重要なのです。
「ある会社が成功したことを、別の会社が実行して、同様に成功するのか?」
これが、マーケティングの再現性=ノウハウ。

マーケティングは、科学です。

たとえば、
あるクリーニング店が「ポスティング・チラシ」で、集客に成功している。
60名以上の新規集客がある。

これは、事実。

ところが、
これを「こんなポスティング・チラシをやれば、60名の新規客!」と、
セミナーの場で発表する、、、ということを、当社は、しません。

なぜなら、、
それはある条件での「個別事象」にすぎないからです。
他のクリーニング店が、同じことをやって、60名集まるかどうか、
成功するかどうか、この時点では、わかりません。

異なる条件のもとでの「再現性」が、未確定なうちは、
ノウハウであるとは言えません。
また、ノウハウと呼べるレベルに昇華するまで、
発表すべきではないと考えています。

それぞれのクリーニング店で、
地域性や条件は、まったく異なります。

各地で、何度も、実行と検証を繰り返した結果、
成功のための条件を数字でつかみ、整理したうえで、
私たちは、こうお伝えします。

「御社が今、成功した他社と同様の“ポスティング・チラシ”をやれば、
現状、それぞれの条件・要素が、こうなっていますので、
15名~25名くらいの新規集客と、予測できます。」

「もし、60名の新規顧客を集めたければ、
各種の条件・要素を、
このような方法で、改善してゆくことが、必要です。
それに伴う、時間とコストは、このくらいかかります」と。

 
さてさて・・・
これから「ノウハウ」となるであろう、
こーんな個別事象の数字が、
日々、集まってきています。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(マーケティングと科学)


教科書には載っていない「商圏」のこと

クリーニング経営コンサルタント中西正人(紅葉と弘前城)
弘前城の紅葉です。
戦争には向きませんが、治世には向いてそうなお城です。
ある程度、戦乱が収まったころに作られたのでしょう。
平和な時代の香りがします。まるで京都のお寺のよう。

さて、
日本には、歴史による商圏の違いが存在している・・・ということに関連して、
少しだけ、コンサルタントの商圏の見方について、まとめてみました。

商圏とは、「商売の影響力を及ぼせる範囲」のこと。

出店する時や、チラシを配布する時には、
この「商圏」を、慎重に見極めなければなりません。

商圏には「分断要因」がある。。。ということは、ビジネス書には、良く書かれています。
大きな川や海・山、道路、線路など。
しかし、これは、いわゆる「常識的な一般論」。

商圏に「拡大要因」があることは、あまり知られていません。
これは、地図上で見るだけでなく、
実際に現場で実務をしながら、数字で検証を繰り返して、初めて見えてくることです。

たとえば、大きな川があれば、分断されます。
橋のあるところまで行かなければならないからです。
しかしながら、橋のたもとのエリアには、ギュっと、人が集まってきますので、
このスポットは、商圏を広げてくれます。

線路と踏切に関しても同じことが言えます。

海には人が住んでいませんので、当然、分断要因です。
しかし、海沿いに一本しかない道は、商圏の拡大要因なのです。
その地域に住む人は「必ずそこを通らなけれなばならない」ので、
足元の商圏以上に、商圏が広がります。

大きな道路も、分断されます。車が多く、渡るのに時間がかかるからです。
しかしながら、道路沿いには、商圏が広がってゆきます。
道路に沿ってお客様が移動していますので、
住宅地から道一本で来店できる立地は、商圏を広げてくれます。

また、人は、人口の少ない地域から、人口が多い地域へと流れます。
商業施設の面積が大きいエリアに向かっても流れてゆきます。
クリーニング店を使うお客様は「田舎に向かって、くだって買う」という購買行動を起こしにくいのです。

専門性の高い商品を扱ったり、品揃えが充実していたり、
店の規模が大きければ、商圏が拡大します。

  
「あー、またあの無愛想な店員が待っているのかな~」
「何でも押し売りしてくる店員がいるぞ・・・」
これ、商圏の「心理的」分断要因。

「今日は、笑顔の素敵なあのスタッフに会えるかな~」
こちらは、商圏の拡大要因ですね。


追記・・・10名くらいまでの会社の社長と幹部に。

先日のブログに追記があります。

スタッフ数10名くらいまでの「小規模な繁盛店」
「家業的な形態といえる繁盛店」の働き方をまとめてみます。

  
1.店は年中無休、営業時間は早朝から深夜まで。

2.働くこと、体を動かすこと、労力を惜しまない。体で稼ぐ、商売は体が資本と考える。

3.仕事(=商売)と個人生活の間に区切りがない、けじめがない。

4.お客様が店に来てくれている間は、店を開けておく。
 お客様が起きている間は、自分も起きている。
 考えることや、事務処理、雑務などは、お客様が寝た後でやるものだと考えている。

5.他人の何倍も働いて、何倍もの所得をとろう、資産を増やそう、
 一生懸命働けば、儲けも大きくできると考えている。

クリーニング店の場合、
1店舗ごとが、10名以下の「生業店」です。

全店舗トータルで「うちは、スタッフ50名の会社だ・・・」と
思い始めた時点で、会社、店の弱体化がスタートします。
 
 
会社が大きくなり、ある程度の生活ができるようになってくると、
このような感性が、どんどん薄れてゆきます。
本質的なものをもう一度、自分を含め、そこに働いている人々にしっかりと植えつけることが、
今日ほど必要とされているときはないのではないでしょうか?

私の思うところ、
ご支援先の2世世代(20代から30代)には、このような感覚が薄らいできているようです。
後継者の皆さんには、この「繁盛店エキス」を実践し、
強い会社を作って欲しいと思います。

スマートじゃないけど。。。


変わらぬ繁盛店の共通点

繁盛店の特長をまとめたノートをご紹介します。

「繁盛店」とひとことで言っても、
その規模や立地、業種、経営形態によって様々に分類され、
ひとつの繁盛店の特徴をとって、それを他店にあてはめることは、できません。

クリーニング業界に限らず、多種多様な業種の会社を、長年現場で見てきて、
比較的、共通しているもの、
深く突き詰めれば本質では全く同じものを、“繁盛店のエキス”として、抽出してみました。

   
1.お客様に見えないところは、一に節約、二に節約している。
  逆に、目に見えるところには、コストを惜しまない。

2.設備、什器、施設は、とことんまで使い切る。
 「使えなくなってから新しくすれば良い」「儲けてから大きくすれば良い」という志向である。

3.他人の金は借りない。無借金経営である。自己資本比率が高い。

4・利益を上げる最大のものは、物でなく、人である。
 どちらかと言えば、人使いが荒く、何でもやらせる、遊ばせない。

5.「儲け」は、ガバっと、とるのでなく、小さくコツコツ積み上げるものと知っている。

6・1回当たりの仕入れ量は、少ない。1品目当たりの仕入れ量も、少ない。

7.仕入れの支払いは、現金が結局得をすると知っている。

8.ある単品に圧倒的に強い。単品で地域内のシェアをとりきる。

9.設定した客層が明確である。誰のための店なのか、すぐにわかる。

10.技術力に優れたものがある。他人が真似できないくらい、優れている。

11.買ったときだけでなく、買った後まで何かとサービスしてくれる、気にかけてくれる。

12.見た目の奇抜さがある。店の外装・内装・商品作り・売り方・サービス等の面で、人をびっくりさせることが多い。

13.経営者の人間としての考え方、理想・理念・哲学が、商品・売場・スタッフに反映されている。

14.えらい人ほど良く働いている、下の人はそれを目の前で見て、同じように働く。

15.仕事の成果とその報酬が、かなり一致している。

さて、何個くらい、何割くらい、できていますか?





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