2024年1月21日 18:54
「モンスター」つながりで、ひとつだけ。
ボクシング王者・井上尚弥(異名:モンスター)の特集番組より。
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ボクシング入門者のメインの基礎練習である
「シャドーボクシング」と「ワン・ツー」を、
最強チャンピオンとなった今でも、基本通り、最も大切な練習としている。
面倒で、しんどいけど、それをやる。
「殴り合い、倒し合い」でなく、「スポーツ」として、勝つことを理想とする。
「力」で圧倒するボクシングは、理想ではない。
技術と組み立てによって、パズルが完成するようにして、
相手を倒すのが、理想である。
プロだから。つまりは、お客さんがお金を払ってくれているのだから、
お客さんに喜んでもらえる試合をしたい。だから、KO勝ちにこだわる。
↑↑
上記3点について、とても共感できる。
コンサルタントも、同じである。
・・・・
・基本は、○○と●●。誰でもできる、大変でも、面倒でも、ずっと、それを大切に。
・××や△△という、力に頼るのは、理想でない。パチッとはまるように勝つ。
・プロだから、※※に、こだわる。
・・・・
戦績は、26戦26勝、23KO。
2階級にわたって、4団体の統一チャンピオン。
間違いなく、これまで見てきたなかでも、最強のボクサーである。
私が小学生の頃、
具志堅用高が負ける試合を観て、衝撃を受け、以降「日本人は弱い」とのイメージを持つ。
しかし、親に隠れて観た浜田剛史のタイトル奪取に感動して、
ボクシングを好きになる。
それ以来、
井岡、六車、辰吉・・・畑山、W川島・・・長谷川、八重樫、山中、内山・・・・
過去のボクシング記事・まとめ
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“アンタッチャブル”川島 https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2022/05/29/
“剛腕”浜田 https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2016/01/10/
“ノックアウト・ダイナマイト”内山
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2017/10/14/
井岡一翔 https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/01/24/
井岡弘樹とエディさん https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/02/04/
“浪速のジョー”辰吉 https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2022/06/25/
凄いボクサーたちを応援してきましたが、
井上ほど、安心して見ていられるボクサーはいなかった。
まさに「モンスター」といえる。
余談、、、父親と所属ジム。
ボクシングの経験者のある「ヤバそうなルックスの父親」が
セコンドにつくスタイルには、相当の不安を持つ。特に関西のボクシングファンは。。
亀田、井岡、、と来ていますのでね・笑
井上は、その不安さえも覆して、ばく進中なのです。
大橋会長の人格やマネジメント力が、きっとすごいんだろうな。
大橋会長の現役時代も、もちろん知っている。
昔、日本人の世界戦・連敗記録を止めたボクサーである。
スピードと足があり、パンチが強い。
そして、、いつも、海外のめっちゃ強い相手と戦うのである。
「なんで、そんな相手、選ぶんやーーー!また、無敗の人と戦うの?」って感じ・笑
だから、連勝はできなかったけど、良い試合をしていた。
大人になってから、出張中、
横浜駅近くのJR線沿いの大きなビルの中に「大橋ボクシングジム」の看板を見つけた。
(あの大橋秀行だな、ジムやってるのかーー)
(大阪の井岡弘樹といい、軽量級のボクサーは、引退後、ビジネスがうまいなあ)
(なんか、こう、、一般人、普通目線の思考回路ができるんだろうなー)
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/01/31/
そして「いいハート」を持ったボクサーを育てるのである。
井上のほかにも、川島勝重、八重樫東。最後まで諦めない、土と汗の匂いのしそうなボクサーたちである。
モンスターつながり・よもやま話でした。
2024年1月7日 19:41
引き続き「どうする家康」より
家康が、自分(秀忠)を、後継者に指名したことについて、
家臣の本多正信と榊原康政が、話す内容である。
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才があるからこそ、秀康様を跡取りにせぬのでござる。
才ある将が一代で国を栄えさせ、その一代で滅ぶ。
我らは、それを嫌というほど、見てまいりました。
才ある将、一人に頼るような家中は、長続きせんということでござる。
その点、あなた様は、全てが人並み!
人並みの者が、受け継いでいけるお家こそ、長続きいたします。
いうなれば、
偉大なる凡庸といったところですな。
↑↑
優れた後継者、幹部の育成も、もちろん大切である。
同時に、
どんなボンクラ・能力不足・ダメ人間が「当主」となってしまっても、
安定的に支配できるように考えた。
日本に300年の泰平をもたらした江戸幕府の凄さはそこにある。
会社に置き替えると、マクロ的には「資本と経営の分離」ということである。
中小企業でも、同じことを考えなければならない。
安定的に拡大してゆく「仕組み」を作ること。
将軍(トップ)がどんな状態でも、勝手に運営できるようにすること。
江戸幕府の場合、具体的には、
老中制度。
武家諸法度。禁中公家諸法度。
参勤交代。国替え。目付け役をはじめとした各奉行所制度。
現代の会社経営にも、通じるものがある。
2024年1月6日 20:25
本年も、よろしくお願いいたします。
年明け、ひとつめのブログは、
昨年の大河ドラマ「どうする家康」より。
阿部寛・信玄以降は、
しびれるセリフや場面が、案外、少なかった。。
が、これは、良かった!!
すべての経営者と後継者、それに大幹部になる人に。
絶対的な定石。
関ヶ原の戦いに遅れたことを、
家康に、ずーっとネチネチ責められて、不満な態度をとる息子・秀忠に対しての家康の言葉です。
この世は、理不尽なことだらけよ。
わしら、上に立つ者の役目は、いかに理不尽なことがあろうと
結果において、責めを負うことじゃ。
うまくいった時は、家臣をたたえよ。
しくじった時は、己が全ての責めを負え。
それこそが、わしらの役目じゃ。
分かったか?
征夷大将軍、1年のうちに、そなたに引き継ぐ。
・・・・・
わかったか!?
ちゃんと、そのようにやれ!
2023年12月31日 20:24
12月のブログに書いてきたのは、
自分の若いころに影響を受けて、今年、亡くなった人たちである。
ここには書いていないけど、
突っ張りの寺尾も、上岡龍太郎も、ムツゴロウさんも、
宇宙戦艦ヤマト&ハーロックの松本零士さんも・・・
今回、ブログに書いたのは、
「あの人から、こうゆうことを学んだ」
「肉体としては消滅したけど、
こうゆう部分を、自分のなかに“インストール”している。
だから、彼は自分のなかに生きている」
ということである。
私に「なぜ、生きているのか?」と聞かれれば、
広く深く、そうゆう存在となれたら良いな、、と、生きている。
つまり、
自分が死んだとき、
「ああ、アイツから、こうゆうことを学んだな」ということが
ひとつだけでも、残ればよい。
時間も空間も超えて(つまりは、後世や別の場所で)
自分と関わりのない、誰かが、
そうゆう人がいたのか!!と、
参考にしてくれるなら、もっと嬉しい。
それは、凄いことである。
今年、話題になったジャニーさん(性的加害)や、
安倍さん(統一教会、裏金)のことは、その対極である。
・・・・
谷村、YMO。。。各分野の巨匠が、天に召されたので、
永ちゃんは、大丈夫か??
生きているうちに、会いに行っておこう!
と、理由をつけて、急遽、前日に参戦決定。
74歳のパワー、、すごい。
※太っちゃダメだな。
勉強になりました。
2023年12月24日 21:04
前回からの続き・・・
前述のような社長だから
「見せしめ的」に叱られる可能性が高いなー。
良くても「中西君、もっとリップサービスしてあげなさい」ってなるんだろうなー。
と、陰鬱な気持ちで、社長室に立っていた。
さっそく、
数十億円の年商を一代で築き上げた機械メーカー会長が、怒涛のごとく、クレームを並べる。
本告社長は、うん、うん、なるほど、、と、全部聞いていた。
ひと通り聞き終えた本告社長は、このように話はじめた。
「いくつか、確認させてください」
「セミナー自体に、お客様(機械メーカーの見込み客)は、たくさん来ていますか?」
会長「はい、来ています」
「中西のセミナーの内容に、お客様は満足されていますか?」
会長「はい、お客様は満足しています。だから、この中西が、当社の機械を買えば売上が上がる、と言えば・・・・」
「セミナー後の追客で、機械が思ったよう売れない。そうゆうことですか?」
会長「はい、1回の開催で最低1社は契約したい。だから、この中西が言えば・・・」
「御社は、機械をたくさん売りたい。そうゆうことですね」
会長「そうです、その通りです。だから、この中西が・・・」
「なるほど、、わかりました」
「問題点は、御社の営業マンの力が弱いことです」
「当社が、御社の営業力を上げるために、営業マン研修をしましょう。
あと500万円ほど、出してもらえれば大丈夫です。研修は中西の上司○○がやります。
その線で、話をすすめてゆきましょう。営業力の強化というのはですね・・・・・
問題は根本的に解決しなければなりません。」
この返事を聞いて、機械メーカーの会長が、
口をあんぐりパクパクさせていた光景を、今でも覚えている。
(これほどお金を払っているのに、まだ払えというのか。。)
え?
クレームを言いに来たお客様に、さらに売りつけるつもりか!?
なんて人だ。
器がでかいのか、何も考えてないのか、
自社の会社のことしか考えてないというか、資本主義の権化と言うか、、
図太い、無神経、面の皮が厚い、臆面の無い、、どう表現したらよいのか。
すら、わからない。
自分の想像をはるかに超えた「度量の大きさ」を感じました。
事実を整理したうえで、相手の土俵に攻め込むことで、
クレームがクレームでなくなった。
本告社長の提案通り、営業研修の仕事も依頼された。
・・・私の上司もイヤイヤ行ったので、研修は数回で終わったらしいけど。。
当時、私は、26歳くらい。
さすが「船井幸雄」が、後継者に指名した人である。
百戦錬磨、いくつもの修羅場をくぐり抜けてきた「大人」の
途方もない「太さ」「大きさ」を感じる出来事でした。
大人と書いて「たいじん=度量のある人」とも読む。そうゆう人でした。
それに、
大事なことが、もうひとつ。
手抜きや、故意じゃない限り、
「自社のスタッフを、クレーム相手にさらすようなことをしてはいけない」
私は、社長によって守られた。
このとき、もしも私が、
「会社の売上を守るためだ」と謝罪させられていたら・・・。
あるいは、年間数千万円の売上を、自分の主義主張のために飛ばしてしまっていたら・・・
私は、今頃、どんな「大人」になっていただろうか?
とても大切なことを教えてもらったと思います。
いざというとき、肝心なときの「肝の据わり方」「自社のスタッフを守ること」こそ、
リーダーに大切なことです。半端じゃなかった。
この一件を、間近で見ただけで、
私は、本告社長をずーっと、尊敬している。
本告社長の本を、スペースに限りある書棚に残しているのは、
そうゆう「途方もない大人のデカさ、太さ」を忘れないため。である。