悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである「末梢起源説」
「悲しいから泣くのではない、泣くから悲しいのである」
末梢起源説(ジェームズ=ランゲ説)という心理学である。
気持ちに反応して、身体が動くのではない。
身体の動きに反応して、気持ちが変わる。
身体的、生理学的反応認知が、情動を生む。
たとえば、
「落ち込んでいる」という気持ち。
背中を丸めて、下を向いて、小さな声で「落ち込んでいます」と言えば、
気持ちは、落ち込んでゆく。
背筋を伸ばして、前を向いて、大きな声で「落ち込んでいます」と言えば、
気持ちは、前向きになる。
身体の動きが、気持ちを変えるのである。
カタチから入れば、ココロが変わる。
「楽しいから笑うのではない、笑っているから楽しいのだ」とも言える。
発言、態度、表情、身なり、行動が、人の思考や感情を変える。
先日のオリックスの優勝パレードでの出来事。。。
最初は、写メを撮りながら、選手を見ていたけれども、
周囲で自然と、拍手が始まった。
私も、拍手をする。
単に、パレードを眺めていたときよりも、
拍手をしている(身体的認知)ときのほうが、心がどんどん感動(情動)してくる、
「おめでとう!また、頑張れよ!ありがとう!」が、断然、強くなり、
熱い気持ちが、こみ上げてきました。
ああ、これって
心理学の「末梢起源説」だよな。
ミーハーな一方で、こんなことをクールに考えながら
自転車キコキコ。。家路につく。
お風呂に入って汗を流し、ご飯を食べて「鎌倉殿の13人」を見て、明日からの仕事に備えて、早めに寝る。
楽しい日曜日でした。