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オモテとウラ

4か月前のJR東日本新幹線の月刊車内誌「トランヴェール」事件

毎月、沢木耕太郎さんの連載コーナー「旅のつばくろ」を楽しみにしています。
秀作を、このブログでも何度か書き留めました。

学生のころ、沢木さんの書籍を何冊も読み、その影響を受け、
そして、30年の月日が流れ、お互い歳をとった今。
「旅のつばくろ」を読むことで、その現在地を確認する。

毎月「旧友」に会うような感覚で、
東京駅から東へ向かう新幹線に乗るたび、楽しみにしている連載でした。

3月30日。
3月号もなかなか、良い事が書いてある。持って帰って、ヤツにも見せよう。
でも、出張中だし、、荷物になるから、
明日31日、大阪に帰るときに、カバンに入れて帰ろう。。と思っていた。

が、なんと、仕事の手の早いJR東日本は、
3月31日の時点で、4月号に入れ替えてしまっていた。
嗚呼。。不覚!!

1冊くらい入れ替え忘れて、3月号が残ってないか?と、
車内の各席を見渡すも、
そこは、さすがJRの社員(か、外注業者)、全席、完ぺき・満開の桜の表紙=4月号。

3月号の内容を、
思い出せる範囲で、忘れないように書いておく。
↓↓
沢木さんが学生時代、百貨店の外商部で、配達のアルバイトをしていた。
外商顧客である政治家や著名人、重役宅。いわゆる富裕層宅に行くが、
見るからに学生配達員の沢木さんに対して、横柄な態度をとる人も多かった。
テレビや雑誌での態度や発言。百貨店に来店した際や、社員の前とは、
全く異なるものであった。いわゆる、オモテの顔と、ウラの本当の顔である。
そんな中「井深」という表札のある立派な門構えの家の顧客だけは、
いつも丁寧な言葉と態度で接してくれる。海外製の靴下のお土産までくれたことがある。
それが、ソニーの井深大さんであった。

沢木さんは、こうまとめていた。
沢木さん自身も、これまで仕事をしてこれた一つの要因は、
取材先がどんな人であろうと、
発注者・制作者がどんな人であろうと、
まったく同じ態度で臨んできたことにある。と。
↑↑

私も、それは、心して仕事している。生きている。
時々、損しているかもしれないが。
大きな視点で見れば、それが良い。
というより、性格的に、それしかできない。

・・・・
で、
4月号に、沢木さんの連載が消えていた。
5月号にも、6月号にも、連載なし。。

突然、何の予告もなく、消えてしまいました。
最後の連載が、そんなソニーの井深さんの話でした。

先週のブログ、ソニーのリモコンで思い出しました。


リモコンひとつで、自主訓練

出張中、宿泊先のホテルにて。
最近、時々、見かけるようになったタイプのリモコンです。

動画配信サービス用のボタンが、目立つ位置に配置されています。
時流を感じる。今後、こうなってゆく可能性が高い。
私たちも、時流適応が必要である。
 
このリモコンをながめて、さらにもうひとつ。。
なぜ「Hulu」がこの位置で、「ネットフリックス」や「YouTube」がこの位置にあるのか?
という視点でも、注目して、思索を巡らせる。

このリモコンを作っているメーカーのソニーは、
「Hulu」と資本関係があるのかな?
動画配信サービスの利用者数に応じて、順番を決めたのかな?
今後の利用者数の伸びの見込みを踏まえて、順番を決めたのかな?
ロゴの色やデザイン的に、この並びが良かったのかな?
いや、そもそも一等地の位置の認識が、異なるのか??

優秀なソニーのデザイン設計の担当者が、
製品を世に送り出すときの意図に、
思いを馳せて、、
自分で課題を見つけて、自分で結論を出す。

思考の訓練です。


3代目好き・・・「自己開示」と経営力

回転ずしの待ち時間。

POP自体の内容と、
「逆サイドの席からも見えるように」と
裏側にまで、ちゃんと書かれていることに、感心する。

もしかして・・・天井からの下がり壁の位置・高さ幅も、
席に座って見上げると、無理なくPOPが見える位置に設定されているのでは??
クリーニング店やコインランドリーの設計を行う視点でも、見てしまう。

レーンには、
リーダーの似顔絵&プロフィールも、流れてきた。
板さんのも、流れている。


会計をしてくれたのが、偶然、レーンに流れていた田中リーダーでした。

「三代目・・・好きなんですか?」と、プロフィールに書かれていた内容を、ふってみる。
「はいー!もう大好きで。。今度、大阪ドームに行くんです。アツシも出てね・・・」
「あ、アツシさんが好きなんですか?」
「いえ、タカヒロです」
「お好きなんですか?3代目・・」
「いえ、特に好きではないですが、、年齢制限によりメンバーになれませんでした」
「うきゃーー!笑」

なんてことない会話ですが、、
「自己開示」によって、お互い、楽しくなりますね。

 
クリーニング店でも、どうでしょう?
値上げを余儀なくされたとしても、お客様が、減らないかもしれませんね。


ネット書き込み野郎どもは、チクる生徒と同じ。その対応法

通学路ネタ、これで最後。
余談だけど、大事な話。
いや、余談までもが、大事な話。

 
小学校、中学校は、田舎で、田んぼの多い通学路だったから、
障害物がない分、寄り道が、良く目立ってしまう。

すると、
先生にチクる生徒がいる。

なんで、チクるんだろうね。
別に、あなたに害は与えていないのに。
学校全体の名誉を保つためか?
近隣住民へのご迷惑回避のため?
地域の治安維持のため?
違う。
自分は正しいことをしている。良いことをしている。と、他人に認めて欲しいのである。
チクることでしか、自分の存在意義を発揮できないからである。

現代において、
ネットに、マイナス言葉を書き込んで攻撃する人と、
まったく同じ精神構造である。

だいたい、先生にチクってた人間は、
みんなに嫌がられているヤツ、取り柄のないヒマなヤツ、
優等生ぶっているけど、大して成績は良くない、運動も中途半端なヤツ。
でしたよね??
(・・・全国共通の事実じゃないかな? 加古川限定かな??)

ネットで、誰かに対してマイナス発言を書き込むヤツらは、
学校時代のチクリ野郎・チクリ女子どもと、同じである。

そうゆう感覚で、接すれば良い。

つまりは、学生時代同様、
気にすることはない、小バカにしておけばいい。
まともに関わりあうな。
自分のやるべきことに邁進し、毅然と生きていれば、そのうち、いつの間にか、いなくなる。
何だったら、一度、シバきあげろ。
・・・友達になってきたがっている。という可能性すらある。

  
余談のさらに余談。
「わー、お前ら、違反しとる、先生にチクったろー」って、
直接、叫んでくるヤツは、実際、まず、先生に言わない。
翌日~3日間くらい、ドキドキして過ごすことになるけど、
一度も、呼び出しされたことはない。

「でっかいヘビが、おるでー」とか
「きれいな花が咲いとるねんー」「こっち、来てみ~」
って、叫び返してやると、3組に1組は、我がルートに、合流する。

反論する、謝罪する、逃げる。よりも、
「相手の本心へ論点ずらし・友好的アプローチ」は、
格段に防衛力が高いのである。

近年増えてきた、
道理の通らないクレームや、書き込みへの
根本スタンスの参考になれば幸いです。


寄り道・道草、推奨派。行動範囲は、占有範囲。

先日のブログ、通学路の選挙ポスターつながりで載せておきます。

小学校・中学校のとき、「通学路」というものがありました。

通学路以外の色んなルートで、帰ることが多い子供でした。
そのルートは、5~6ルートに及ぶ。
・近道コース
・ザリガニ&カエルコース
・蛇うじゃうじゃコース
・畑のあぜ道コース
・路地裏コース
・廃墟病院コース
・友達の通学路コース。。

 
そんなこともあり、
少年には「通学路以外のルート」を推奨している。
少年の行動範囲は、占有範囲。つまり「縄張り」である。
「寄り道」は、自分の「縄張り」を拡げている活動である。
生物としては、正しい行為をしている。
生きるために、大事なことをしているのだから、
この本質を、ガチガチに去勢してしまうのは、どうなんだろうかと思う。
「通学路」というルールがあることは仕方ない。
でも、本能でもって抗う様を、温かく見守ってやろうではないか!

ひとつだけ、注意点がある。
少年よ、車と変な人には、気をつけろ。通学路は、最も安全な道であり、
それを逸れれば、それだけ危険の度合いも高まる。
ルールを破れば、先生に怒られることもある。
自分の身は自分で守る。責任が発生することを忘れるな。

寄り道も、道草も、
自己責任において、
どんどん、やれば良い。

経営においても、
「縄張り」を拡げるには「寄り道」が、最も効果的なのである。

出張先で、普段のホテルと別のホテルに泊まってみると、色んな発見もある。
こうして、設計・内装・空間づくりの知識の「縄張り」を拡げている。
今でも、寄り道を実践している。





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