2022年7月31日 22:21
4か月前のJR東日本新幹線の月刊車内誌「トランヴェール」事件
毎月、沢木耕太郎さんの連載コーナー「旅のつばくろ」を楽しみにしています。
秀作を、このブログでも何度か書き留めました。
学生のころ、沢木さんの書籍を何冊も読み、その影響を受け、
そして、30年の月日が流れ、お互い歳をとった今。
「旅のつばくろ」を読むことで、その現在地を確認する。
毎月「旧友」に会うような感覚で、
東京駅から東へ向かう新幹線に乗るたび、楽しみにしている連載でした。
3月30日。
3月号もなかなか、良い事が書いてある。持って帰って、ヤツにも見せよう。
でも、出張中だし、、荷物になるから、
明日31日、大阪に帰るときに、カバンに入れて帰ろう。。と思っていた。
が、なんと、仕事の手の早いJR東日本は、
3月31日の時点で、4月号に入れ替えてしまっていた。
嗚呼。。不覚!!
1冊くらい入れ替え忘れて、3月号が残ってないか?と、
車内の各席を見渡すも、
そこは、さすがJRの社員(か、外注業者)、全席、完ぺき・満開の桜の表紙=4月号。
3月号の内容を、
思い出せる範囲で、忘れないように書いておく。
↓↓
沢木さんが学生時代、百貨店の外商部で、配達のアルバイトをしていた。
外商顧客である政治家や著名人、重役宅。いわゆる富裕層宅に行くが、
見るからに学生配達員の沢木さんに対して、横柄な態度をとる人も多かった。
テレビや雑誌での態度や発言。百貨店に来店した際や、社員の前とは、
全く異なるものであった。いわゆる、オモテの顔と、ウラの本当の顔である。
そんな中「井深」という表札のある立派な門構えの家の顧客だけは、
いつも丁寧な言葉と態度で接してくれる。海外製の靴下のお土産までくれたことがある。
それが、ソニーの井深大さんであった。
沢木さんは、こうまとめていた。
沢木さん自身も、これまで仕事をしてこれた一つの要因は、
取材先がどんな人であろうと、
発注者・制作者がどんな人であろうと、
まったく同じ態度で臨んできたことにある。と。
↑↑
私も、それは、心して仕事している。生きている。
時々、損しているかもしれないが。
大きな視点で見れば、それが良い。
というより、性格的に、それしかできない。
・・・・
で、
4月号に、沢木さんの連載が消えていた。
5月号にも、6月号にも、連載なし。。
突然、何の予告もなく、消えてしまいました。
最後の連載が、そんなソニーの井深さんの話でした。
先週のブログ、ソニーのリモコンで思い出しました。
2022年7月24日 22:28
出張中、宿泊先のホテルにて。
最近、時々、見かけるようになったタイプのリモコンです。
動画配信サービス用のボタンが、目立つ位置に配置されています。
時流を感じる。今後、こうなってゆく可能性が高い。
私たちも、時流適応が必要である。
このリモコンをながめて、さらにもうひとつ。。
なぜ「Hulu」がこの位置で、「ネットフリックス」や「YouTube」がこの位置にあるのか?
という視点でも、注目して、思索を巡らせる。
このリモコンを作っているメーカーのソニーは、
「Hulu」と資本関係があるのかな?
動画配信サービスの利用者数に応じて、順番を決めたのかな?
今後の利用者数の伸びの見込みを踏まえて、順番を決めたのかな?
ロゴの色やデザイン的に、この並びが良かったのかな?
いや、そもそも一等地の位置の認識が、異なるのか??
優秀なソニーのデザイン設計の担当者が、
製品を世に送り出すときの意図に、
思いを馳せて、、
自分で課題を見つけて、自分で結論を出す。
思考の訓練です。
2022年7月23日 21:59
回転ずしの待ち時間。
POP自体の内容と、
「逆サイドの席からも見えるように」と
裏側にまで、ちゃんと書かれていることに、感心する。
もしかして・・・天井からの下がり壁の位置・高さ幅も、
席に座って見上げると、無理なくPOPが見える位置に設定されているのでは??
クリーニング店やコインランドリーの設計を行う視点でも、見てしまう。
レーンには、
リーダーの似顔絵&プロフィールも、流れてきた。
板さんのも、流れている。
で
会計をしてくれたのが、偶然、レーンに流れていた田中リーダーでした。
「三代目・・・好きなんですか?」と、プロフィールに書かれていた内容を、ふってみる。
「はいー!もう大好きで。。今度、大阪ドームに行くんです。アツシも出てね・・・」
「あ、アツシさんが好きなんですか?」
「いえ、タカヒロです」
「お好きなんですか?3代目・・」
「いえ、特に好きではないですが、、年齢制限によりメンバーになれませんでした」
「うきゃーー!笑」
なんてことない会話ですが、、
「自己開示」によって、お互い、楽しくなりますね。
クリーニング店でも、どうでしょう?
値上げを余儀なくされたとしても、お客様が、減らないかもしれませんね。
2022年7月17日 21:59
通学路ネタ、これで最後。
余談だけど、大事な話。
いや、余談までもが、大事な話。
小学校、中学校は、田舎で、田んぼの多い通学路だったから、
障害物がない分、寄り道が、良く目立ってしまう。
すると、
先生にチクる生徒がいる。
なんで、チクるんだろうね。
別に、あなたに害は与えていないのに。
学校全体の名誉を保つためか?
近隣住民へのご迷惑回避のため?
地域の治安維持のため?
違う。
自分は正しいことをしている。良いことをしている。と、他人に認めて欲しいのである。
チクることでしか、自分の存在意義を発揮できないからである。
現代において、
ネットに、マイナス言葉を書き込んで攻撃する人と、
まったく同じ精神構造である。
だいたい、先生にチクってた人間は、
みんなに嫌がられているヤツ、取り柄のないヒマなヤツ、
優等生ぶっているけど、大して成績は良くない、運動も中途半端なヤツ。
でしたよね??
(・・・全国共通の事実じゃないかな? 加古川限定かな??)
ネットで、誰かに対してマイナス発言を書き込むヤツらは、
学校時代のチクリ野郎・チクリ女子どもと、同じである。
そうゆう感覚で、接すれば良い。
つまりは、学生時代同様、
気にすることはない、小バカにしておけばいい。
まともに関わりあうな。
自分のやるべきことに邁進し、毅然と生きていれば、そのうち、いつの間にか、いなくなる。
何だったら、一度、シバきあげろ。
・・・友達になってきたがっている。という可能性すらある。
余談のさらに余談。
「わー、お前ら、違反しとる、先生にチクったろー」って、
直接、叫んでくるヤツは、実際、まず、先生に言わない。
翌日~3日間くらい、ドキドキして過ごすことになるけど、
一度も、呼び出しされたことはない。
「でっかいヘビが、おるでー」とか
「きれいな花が咲いとるねんー」「こっち、来てみ~」
って、叫び返してやると、3組に1組は、我がルートに、合流する。
反論する、謝罪する、逃げる。よりも、
「相手の本心へ論点ずらし・友好的アプローチ」は、
格段に防衛力が高いのである。
近年増えてきた、
道理の通らないクレームや、書き込みへの
根本スタンスの参考になれば幸いです。
2022年7月16日 21:29
先日のブログ、通学路の選挙ポスターつながりで載せておきます。
小学校・中学校のとき、「通学路」というものがありました。
通学路以外の色んなルートで、帰ることが多い子供でした。
そのルートは、5~6ルートに及ぶ。
・近道コース
・ザリガニ&カエルコース
・蛇うじゃうじゃコース
・畑のあぜ道コース
・路地裏コース
・廃墟病院コース
・友達の通学路コース。。
そんなこともあり、
少年には「通学路以外のルート」を推奨している。
少年の行動範囲は、占有範囲。つまり「縄張り」である。
「寄り道」は、自分の「縄張り」を拡げている活動である。
生物としては、正しい行為をしている。
生きるために、大事なことをしているのだから、
この本質を、ガチガチに去勢してしまうのは、どうなんだろうかと思う。
「通学路」というルールがあることは仕方ない。
でも、本能でもって抗う様を、温かく見守ってやろうではないか!
ひとつだけ、注意点がある。
少年よ、車と変な人には、気をつけろ。通学路は、最も安全な道であり、
それを逸れれば、それだけ危険の度合いも高まる。
ルールを破れば、先生に怒られることもある。
自分の身は自分で守る。責任が発生することを忘れるな。
寄り道も、道草も、
自己責任において、
どんどん、やれば良い。
経営においても、
「縄張り」を拡げるには「寄り道」が、最も効果的なのである。
出張先で、普段のホテルと別のホテルに泊まってみると、色んな発見もある。
こうして、設計・内装・空間づくりの知識の「縄張り」を拡げている。
今でも、寄り道を実践している。