人間は「相対性」のなかに生きている
ご支援先は、
北海道から、九州まで。
前日は、雪の舞う北の大地。
今日は、半袖で過ごせる南国に。
北海道で、気温が「10℃」だと、暖かく感じる。
しかし、翌日、九州に降り立って「10℃」だと、寒い!と感じる。
絶対値としての気温は、同じなのに、
環境により、体感が、異なる。
人間は「絶対値」を、正確にとらえることができない。
「相対的」に感じて、生きているんだ。。ということを痛感する。
気温だけではない。
マーケティングに関わる「お金」についても、同じ。
1億円のクリーニング工場を作る時、
100万円の看板を設置するなら「OKです」と言う。
でも、既存店舗のリニューアルで「看板代が100万円になる」と聞けば
「高い!」と反応してしまう。
3000円のシャツを買う時、1000円値引きしてくれたら、
「おおーー、嬉しい!」と感じるけれども、
300万円の車を買う時、1000円の値引きでは、物足りない。
1000円の価値を、絶対的でなく相対的にとらえる。
このような人の特性を、把握していると、
マーケティングにも、マネジメントにも、たくさん活用することができます。