会社をトータルな有機体としてとらえて「治す」
昔から、医療系のドラマが好きです。
「白い巨塔」は、もちろん
「チームバチスタ」
「振り返れば奴がいる」
「救命病棟24時」・・・
※「ナースのお仕事」とか、ライトな医療ドラマは、観ないです。
今回「医龍」の中から、名言と原則を書き留めておきます。
「世の中には2種類の外科医がいる」
「1つは、臓器を教科書的に、単体としてとらえる者」
「もう1つは、人体を総合的にとらえる者。
人体を様々な生きた臓器でつながった、トータルな有機体としてイメージする医者」
「彼の脳には、極めて生々しい人体が生きている。
あらゆる臓器を切った豊富な経験をもって、初めて立てる領域よ」
・その患部の専門として、そこを診て治療する医者。
・その人そのもの、全体をみて、患部を治療する医者。
どちらが、名医か?
もちろん、後者である。
たとえば、
会社において「販売促進」に問題点があったとして、
そこを単体として改善しようとするのは、
普通のコンサルタントであり、普通の経営者です。
会社は、人体の臓器と同じです。
「店舗や看板」「商品の品質・品揃え」「接客の内容」
「募集・面接・研修の方法」「サービスの内容」「チームワーク」
「指示系統」「数値管理の方法」「幹部の質」
「経費の構造」「財務の内容」「現在・過去の家族の状況」「育ち・学び」
そうゆう要素。人体で言うところの「臓器」が、
トータルに有機的に統合されて、成り立っています。
例に挙げた「販売促進の課題」は、
会社という有機体の問題点が現出している可能性もあり、
絡み合っている場合もあるので、
今の問題点の改善で、結果が出るのか、そうでないのか。
真因は何か、後遺症はどうか、組み合わせることで効率よく負担なく、改善ができないか?
総合的な知見から「メス」をいれることが、
一流のコンサルタントや一流の経営者です。
ある問題点を見たとき、
ひとつの生々しい会社が生きている。
あらゆる部門、要因、歴史とのつながりを想像できて、
問題点の本質を的確に探しあて、早く負担なく、根本的に治すこと。
そうゆうものに、わたしはなりたい。