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挫折は、自分次第で、物語になる。マサト先輩より

柴田政人さん、
現在69歳というから、
私が大学に入りすぐに、悪友に競馬を教えられ、
知ったころは、40代前半のベテランで、トップジョッキー。

直線で馬を追うのが上手だったし、
 =ケチな男が馬券を買うと・・・
  最後までしっかり追ってくれる騎手を好むようになる。
長距離にも強い。
 =本当に上手な騎手は、ペース配分や駆け引きができる!

 
ところで・・・
競馬界には「乗り替り」という言葉があります。
調教師や馬主は、持ち馬を勝たせたいから、
「勝てる」上手な騎手に、騎乗依頼する。
特に、大きなレースになれば、そうしたい。
依頼された一流騎手は、どの馬に乗るか?を、選択する。

だから、
それまで乗っていた騎手から、
別の騎手に変わって、レースに出ることがある。
これを「乗り替り」と言います。

柴田さんの場合、1レースに複数の騎乗依頼が来たとき、
騎乗する馬の選択基準は、
「勝てる馬、強い馬」でなく「これまで世話になった人の馬」だった。
そして、
それまで他の騎手が乗って、強くなってきた馬に
「乗り替わる」ことを、好まなかった。

「あなたが人の悪い騎手だったら、今日は2500勝記念パーティーだったでしょう」・・・競馬評論家・井崎脩五郎さん(柴田さんの1700勝記念パーティーにて)

「過去に世話になった恩とか義理ばかり守っている、そして走らない馬、ダメ馬ばかりに乗っている、妙な男」・・・先輩騎手・野平佑二(シンボリルドルフ主戦騎手)

「自分が割を食ってもズッコケても、他人を押しのけてまで乗り替わろうとしない。見事すぎるほど、意地っ張りで頑固な男です」」高松邦男・調教師

有名騎手が、そうしていたように、
ビジネスライクに騎乗馬を選んでいたら、もっと、勝てていたはず。

学生になったばかりの当時の私は、
「柴田政人」のそんなところが好きだった。
同じ名前の
腕の立つ、ベテラン騎手が、そんな人であることに、
秘かに「誇り」を抱き、応援していた。

後日、この本を読んで、その裏付けを知る。

寺山修司さん作。
半分以上が実話のエッセイ風・短編小説に、
21歳だった少年騎手「柴田政人」が登場する。

駆け出しの少年騎手・柴田が騎乗していたアローエクスプレスという馬が、
順調に勝利を重ね、G1レースに挑戦することになる。
しかし、馬主からの指示で、
当時、リーディング騎手(年間勝利数・第一位)だった加賀武見を乗せることになった。
柴田は「乗り替り」されたのです。

結果、アローエクスプレスは、皐月賞2着。ダービーでは5着。

小説では、柴田少年の「アローに勝って欲しい」という気持ちと
でも「勝たないで欲しい」という気持ち。
入り混じった葛藤が、切なく、描写されている。

こちらは、別の文献より。
皐月賞の前、騎手変更が宣告された当日、
柴田は「自分が何かミスをしたのか、言ってみてくれ」と、
涙ながらに馬を管理する調教師の高松に直訴する。
高松調教師も、また涙を流し始め、
「誰よりも自分が乗せてやりたいが、馬主もファンも許さない。
アローは日本一になれる馬だから、日本一の騎手を乗せる。
悔しかったら加賀武見を超える騎手になれ」と諭した。

そして、柴田は、これから4年後、関東リーディング騎手になる。

 
そうか・・・こんなことがあったから、
今、そうしているのか・・・と、納得したものです。

同時に、こんなことも思った。
もしも柴田政人が、
ただ「乗り替わりされただけの騎手」で終わっていたら、
こうゆう物語は、生まれない。
(事実、そうゆう憂き目にあう若手騎手は、今も昔も大勢いる)

挫折を、挫折だけで終わらせたら、物語にはならない。
そこから、栄光に向かっているからこそ、この物語は成立している。
「うん、だから、俺も、そうしよう!」
「挫折は、自分次第で、栄光への物語になるんだ!」

「偉大な先輩・マサト」から「アホ学生・マサト」は、
そうゆうことを、感じていました、

ある意味での「勉強」はしていたのかもしれません。

で、
ドラマは、それだけで終わらない。
ダービーへと続く。


一木から紅白の梅。バックに松の木

ひとつの木から、紅白2つの梅が咲く。
ご支援先の庭先にて。

そして、後ろには、松の木。。

紅白と松。
日本流・めでたいことの総集編!
とても良いことが起こりそう。
嬉しい気持ちになります。


元々は、白い梅の木で、白梅しか咲いていなかったそうです。
社長のお母さまの説によると、
隣の紅梅の木から、遺伝子が飛んできて、この枝にだけ移った・・・とのこと。
うーん、本当かなー・笑


「最強」のコンサルティング集団を目指して

今年も、よろしくお願いいたします。
ブログを、いつも読んでくださっている皆様にとって、良い1年となりますように。

当社の存在目的である
「最強のコンサルティング集団」であるために、
より濃く、より着実に、加速度を増して、前進してゆける年になりそうです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

初日の出を、大阪より。


横浜ベイスターズのポスターと予感

横浜市内のJR関内駅で見つけたポスター。
シーズンオフのイベント告知です。

懐かしい往年の名選手と、現役選手たち。
選手の特長をとらえ、ノスタルジックな「映画ポスター風」の仕上げにしています。
このアイデアが、とても素敵ですね!


まだ、大洋ホエールズと呼ばれていた時代。。
1番屋敷、2番加藤、3番高木。とにかく足が速いスーパーカー・トリオ。
平松政次のカミソリ・シュート。
ふてぶてしいリリーフエース・髭の斉藤明雄。科学者のようなメガネのエース・遠藤一彦。。
ポンセ、パチョレック、ローズら、優良外国人選手たち。。

一芸に秀でた、ユニークな選手が多かった印象が残っています。

最近は、チームとしても強くなってきました。
実は、関内に立ち寄るたび、そうなりそうな「予感」はしていました。
市営地下鉄でも、JR駅でも、
ポスターの位置や内容が、他の球団に比べて、卓越しているのです。

ポスターひとつから、
球団の「取り組み方」「力の入れ方」が、伝わってくるものですね。


「〇〇屋なのに、××みたい」


「材木屋」なのに「居酒屋」なお店。

繁盛店って、意外にこんなパターンが多い。

「トンカツ屋」なのに「寿司屋」みたい。という繁盛店もあるし、
「パン屋」なのに「美容室」みたい。という繁盛店もある。
「ラーメン屋」なのに「カフェ」みたい。なんてお店も。





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