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国葬。経営者・幹部の意思決定の学び、時間と空間を超える

歴史を知らない人は「今の自分の気持ちと常識」で、行動を決定する。
そして、間違う。
先日のブログに書きました。

現在、世を騒がす安倍元首相の「国葬」についても、
歴史を勉強すれば、何が問題なのか?
どうすれば良かったのか?
反面教師として、この騒動自体が勉強になる。

まずは、日本における国葬の歴史を調べてみよう。
総理経験者として、前例となるのが「吉田茂」の国葬である。

1)吉田茂と安倍晋三の人物、功績、態度の比較。

2)当時の国葬の決定方法。
佐藤栄作首相は、各野党に対して、事前に「国葬」の打診を行い、内諾を得ている。

そして、最も大切なことは、、、
3)送る人の気持ち、熱量。
佐藤栄作は、心底、吉田茂を敬愛し、
「国葬」というかたちで、その恩と功績に報いることをしたかった。
(と、伺い知ることができる)
だから、超法規的措置として、野党に頭を下げ、国葬の実現に奔走した。

4)死去から国葬まで10日間。
熱が冷めないうち、たくさんに知られる前の短期勝負、これも良かった。

・・・・・
安倍首相、殺害当時の世の中の空気感。
自民党内での位置づけ、政局。
これを機に、弔問外交がどうのこうの。。
そうゆう「今の自分の気持ち・常識」
さらに、その「気持ち」も、打算・役割で、決断するから、
今のこうゆう事態になる。

歴史を振り返り、勉強すれば、
岸田総理は、自分がやるべきか、やるべきでないか。判断ができたはずである。
今、国民に説明をしても「打算と役割」だから、響かない。

総理の国葬の歴史を勉強すれば、
まず、言い出しっぺ=岸田総理の故人への熱い気持ちが、ベースになきゃ話にならない。
それが、野党への協力依頼。という行動にあらわれる。
そんなことが、見えてくる。

そもそも、
誰かのお葬式って、そうゆう気持ちが根本かつ始源である。
始源は、送る人と送られる人。
1対1の思い、ハートである。
アタマだけでなく「すとん」と心まで全部落ちると、全身からにじみ出るものがある。
それが、人を動かす根本になる。

コンサルタントとして「葬儀」に関わる人間として、私的見解も、少し入っている。

 
「費用が13億円??
カネが問題なら、俺が出す。一生かけて払う。それでも、彼を国葬で送りたいんだ!」
今から、国葬世論を挽回させたいなら、このくらいの覚悟がなきゃ、無理だろう。

 
繰り返します。
歴史を知らない人は「今の自分の気持ちと常識」で、行動を決定する。
そして、間違う。

経営でも、周囲の変化によって、
こうゆう場面に遭遇することが、山ほどある。
その場の空気、自分の気持ち・今の小さな常識に流されてはいけない。

時間(=歴史、未来)
空間(=他社、他業界、他国、他人)
これを勉強し、意思決定すれば、間違うことは、最小限で済む。
 


以下、おまけ。中西探偵のゲス推理。。。
岸田総理に国葬を、強く進言したのは、麻生太郎。と言われている。
麻生さんは、吉田茂の孫でもある(吉田の三女が、麻生太郎の母)。
本人は吉田茂とも交流があった。
・・・
吉田じいさんは「国葬」だった。俺も、目の黒いうちに、ひとつ噛むことができるぞ。
あのときは、凄かったからな
・・・
偉大な祖父への憧れ。

政府内で、最も国葬を身近に感じている人間が、麻生さんであることは間違いない。
身内が国葬をしている=その分、実現も身近に思える。

ネットニュースによれば、「理屈じゃねーんだよ!」と、岸田総理を恫喝したという。
これは、ある種、正しい。かもしれない。
「彼を国葬なんて、理屈では通らない。それを通すだけの気概を持って、事にあたるべし」
という、意味合いでの発言ならば。。

「聞く総理」は、それを、その場で聞いて、
歴史を紐解くことをせず、
麻生太郎の言葉の背景、真意も調べず、浅知恵で決めたのではないか?


倫魁不羈(りんかいふき)の鬼日向

「最近、歴史ネタないですね。やらないんですか?」
ブログ読者さんから、リクエストがありまして、、
「あーるよー。」
何本か、メモを書き溜めておいたものを、放出します・笑

こちら、新装なりました、福山城。主要駅からの近さ、全国でもトップクラス!

以前は、なんだか安っぽい、万人受けの豪華さのイメージでしたが、
一気に本格派のイメージへ。周りの環境も、あわせて改装。
これは、本当に良くなりましたね!

↑こちら、ビフォーの福山城

初代城主は、水野勝成。
家康の母方のいとこ。「暴れん坊」のいとこです。

「倫魁不羈(りんかいふき)」
(余りに凄すぎて、誰にも縛りつけることはできない)と、評される武将。

20歳で父親と喧嘩(父の部下が自分を讒言したと怒り、その部下を切り殺す)して、
水野家を勘当、出奔。
以降、主君を何人も変えて、全国を放浪。
一般人として生きていた時期もあったという。

父・水野忠重(徳川家康→織田信長→信雄)→仙石秀久→豊臣秀吉→佐々成政→黒田孝高→小西行長→加藤清正→立花宗茂→三村親成→徳川家康→秀忠→家光

名だたる豊臣方の名将(追われているから、主に九州配属の武将)に仕えています。

そして
35歳、関ヶ原前に、徳川家康のもとに。
以降、徳川家一筋。

10代のころから数々の戦に、全て参加している。武功を残す。
戦術・戦闘の腕は、相当のもの。

水野君、キミ、役職あげよう、何がいい?と聞かれて、
明智光秀の代名詞とも言える「日向守」を、嬉々として受けるのだから、
その豪胆さ・奔放さ・とらわれることのない性格が、よくわかる。
そして、その「日向守」は、
いつしか「鬼・日向」という異名で呼ばれるようになる。
グレードアップしたオリジナルのものにしてしまうのだから、これまた、凄い。

治政も良く、領民にも慕われ、治水、街づくり、産業の振興にも能力を発揮した。
民と共に暮らした経験、名将たちに仕官した経験が活きている。
そうゆう殿様だったのであろう。
55歳で、福山への配属は、毛利氏をはじめ、西国の大名への備えとして、
重要視されていたことがわかる。

家康以外に、たくさん仕えているし、
親戚なので、
「徳川四天王」には、名を連ねていないのだが・・・

この腕っぷし自慢の、年下の自由人いとこ。
家康は、どう思っていたのだろうか?
歴史の教科書にも出てくることのない、ドラマにも登場することのない武将だけど、
案外、頼りにしていたのかもしれない。
親族に凄いのがいると、心強いですもんね。

勝成は、どう思っていたのだろうか?
最終的に、家康の配下として活躍するのだから、やはり、家康の器の大きさがわかる。


これだけ主人(=会社)を変えても、最終的に大名となれたのは、
1)天下の実力者のいとこであったこと
2)戦で強い、首級をあげる(=現代社会においては、圧倒的に売上を上げる)ことができること。

だから、この2条件がそろっていない、
現代に生きている人は、
真似しないほうがいいですね。


夏の甲子園は、ギラギラ老人(失礼!)に注目

夏の定番となった甲子園ブログ。

今年は、何を書こうか?
まず「どや!」って、自慢から・笑

昨年の夏・甲子園ブログで、凄い2年生がいる。。
と、掲載した3選手の全員が、今年も甲子園にやってきました!
(後半をご参照ください)
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/08/30/
なぜ、こうゆうことがわかるのか?
先が見通せるのか?

「好き」にくわえて
「どうすれば勝てるのか?」「誰が成功するのか?」という問題意識を持って、
ジーッと観察しているからです。その「答え合わせ」もします。
それに、
達人=高校野球の名指導者たちの解説トークに、
感心しながら、耳をそばだてていることも、きっとその要因です。

今年の解説の注目!
↓↓
今、明らかになっている予定で見ると、、※雨よ、降るな・・・
★10日の第一試合(大阪桐蔭)対(旭川大高)を解説する、高嶋仁さん(智辯和歌山・前監督)に、まずは注目を。
長年、ライバルとして戦ってきた大阪桐蔭(この夏、最強チーム)を、
どう分析し、見ているのか?
その攻略法は???
高嶋さんは、現場を引退したのに、まったく、衰えを感じさせない。
いや、引退したからこそ、
(現役監督時代は、もしかしたら、競合チームに分析される材料を与えてしまうかもしれない・・と)、
話さなかったことも、全部、披露しているように思えます。

今、どこかの学校の監督に招へいされたら、たちまち優勝させてしまうのではないか?
そう思わせるほど、試合での戦術眼に、さらに磨きがかかっています。
「この選手は、要注意」
「狙い球は、これ。こっちの方向へ、こう打つのが良い」
「この采配の意図は、これ。こうゆう効果がある」
「これが試合の注意点。選手交代のポイント」

具体策が、出てくる、出てくる・・・。
未だ、グラウンドの土と汗の匂いのする解説です。
いつまでもギラギラしている。男が目指すべき、ジーさんの姿がここにある!笑

★同じく10日、第三試合を解説予定の
豊田義夫さんは、個人的に大好き。こちらもご注目を。
選手への愛と敬意にあふれたお人柄。。こうゆうジーさんになるのもいいなあー。

 
マーケティングや売上アップについて、
私の先読み・洞察が、比較的よく当たると言われているのは、この理屈と同じ。

対象が、野球になるか、売上アップになるか。その違いだけです。

仕事=売上アップについては、ほとんどの時間を、それに費やしているだけで、
やっていることは、全く同じ。
「好き」「観察」「答え合わせ」「達人の教え」

野球は、小学生から。
経営は、高校生から。。ずーっと、
そのように観ていたら、わかるようになってくるものです。


3代目好き・・・「自己開示」と経営力

回転ずしの待ち時間。

POP自体の内容と、
「逆サイドの席からも見えるように」と
裏側にまで、ちゃんと書かれていることに、感心する。

もしかして・・・天井からの下がり壁の位置・高さ幅も、
席に座って見上げると、無理なくPOPが見える位置に設定されているのでは??
クリーニング店やコインランドリーの設計を行う視点でも、見てしまう。

レーンには、
リーダーの似顔絵&プロフィールも、流れてきた。
板さんのも、流れている。


会計をしてくれたのが、偶然、レーンに流れていた田中リーダーでした。

「三代目・・・好きなんですか?」と、プロフィールに書かれていた内容を、ふってみる。
「はいー!もう大好きで。。今度、大阪ドームに行くんです。アツシも出てね・・・」
「あ、アツシさんが好きなんですか?」
「いえ、タカヒロです」
「お好きなんですか?3代目・・」
「いえ、特に好きではないですが、、年齢制限によりメンバーになれませんでした」
「うきゃーー!笑」

なんてことない会話ですが、、
「自己開示」によって、お互い、楽しくなりますね。

 
クリーニング店でも、どうでしょう?
値上げを余儀なくされたとしても、お客様が、減らないかもしれませんね。


陰鬱な気持ち。と、勝手に作戦立案

ご支援先からの帰りの車中、このブログを書いている。
金曜日のニュースから、陰鬱な気持ちである。

ご存知の通り、私は、安倍元総理を、評価していない。この通りである。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2020/9/12/
その評価していない人が、凶弾に命を奪われ、亡くなってしまった。
そのことが、ずーーっと、陰鬱な気持ちにさせている。
何だろう??こんな気持ちは、過去にない。
(本当は、とても、好きだったんじゃないか?)とさえ感じる。

ある意味、最も、生きていて欲しい人だった。

生きて、「アベノミクス」なる政策が、日本をどうダメにしてゆくのか?
特に、円を大量に刷って、ばらまき、日銀に国債を買わせたこと。
借金を増やしたこと。その結果を、見ていて欲しかった。
今の円安、物価高も、それが根本原因である。

無念であったろう、、、
しかし、歴史に「大きく名を残す」ことは、間違いない。
暗殺される。ということは、それだけの人物である。
同等のパワーで愛されている人しか、暗殺の対象とならない。

ご冥福をお祈りしたい。

 
ちなみに・・・
選挙には「同情票」が流れ、自民党に有利に働く可能性が高い。
野党に不利。

もし、私が、野党側のコンサルとして契約していたなら、どうするか?

もう、一か八かの作戦に出るしかない。
投票率を上げることで、起死回生を狙う作戦をとる。
投票率が上がり、支持政党なしの浮動票が増えれば、野党が有利になるから、
決定的な自民への流れを食い止めることが、できるかもしれない。

各党首の「コメント」に指示を出す。

実際、各党リーダーのコメントがテレビで流れたが、これじゃダメ。
自民への流れは止まらない。
「民主主義への挑戦。許せない」的な内容、そこまでは良い。
が、そこから、全党首、付け足すべき言葉が抜けている。戦術がない。

私は、全党首に「共闘」で、この言葉を付け足しさせる。
↓↓
哀悼と怒りは、あと2日後に迫った選挙に行くという行動で示そう。
1票を投じることが、この民主主義への冒涜に対する、抗議の意思です。
こんなことが起こらない、平和と安全を実現できる世の中を作る党を選び、投票してください。
↑↑

「哀悼・民主主義・投票」を結び付け
そして「この事件が、現政権下で起こっていること」を匂わせる。
この主旨に基づいて、各党、コメントを作成。

野党共闘なら、
こうゆうとき、瞬時に連携して共闘しなきゃなあ。

自民党とコンサル契約していたら?
幹部には、安倍さんとの思い出を、徹底的に語らせる。
人柄を偲び、悲しみにくれさせる。
日本人は「死」をもってすべてを許す、仏様になる。死を畏敬する特徴がある。

 
陰鬱ながらも、第一報を聞いて、そこまで巡らせていました。

他にも、思うところは、たくさんある。
また、聞いてください。





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