日本は独立国?その基本の理由を知る、活かす。
ずっと独立を保つことができている国は、世界の中では、稀有なのです。
サンマリノと同じ理由=山岳地帯の小国で、
手に入れる労力コストと価値が見合わないから
他国に侵略をされず「独立」を保ってきたケースとして
スイス(これは強大な軍隊を持つ)。ブータン。ネパール。があるそうです。
その他に、独立を維持してきた国は、タイ。
東南アジアで唯一、植民地化されなかった国です。
「チャッピー君」(チャットGPTを若者はこう呼ぶらしい)に、
その理由を尋ねると、
タイは、
<条約での譲歩と見返りの獲得>
領土の一部を英仏に譲り、国家の独立を保証させた。
→ 「一部を差し出して、全体を守る」という現実的判断。
<近代化を“自発的”に実施>
ラーマ5世(チュラーロンコーン大王)は、ヨーロッパに学び軍・行政・教育を改革。
→ 「文明国」として列強の“支配対象”から“対等な交渉相手”に。
<王室外交の巧妙さ>
王族が直接ヨーロッパを訪問し、タイの「知性と教養」をアピール。
→ 欧米の新聞が「シャムはアジアの紳士国家」と評した。
スイスのことも、チャッピー君に、聞いてみた。
~ヨーロッパのど真ん中にあり、四方を列強に囲まれていた。
そのため「中立」は理想ではなく、生存戦略として生まれた。
平和主義ではなく、“武装中立”というリアリズムである。
<地形+民兵制による武力抑止>
アルプスの山岳地帯を要塞化し、「攻めても得がない国」を演出。
→ ヒトラーも「侵攻のコストが高すぎる」として断念した。
<傭兵外交(スイス傭兵)>
他国の戦争に傭兵を送り込み、ヨーロッパ各国に「貸し」を作る。
→ 「攻めれば味方が減る」構造を作り出した。
<金融・調停国家への転換>
中立を制度化(1815年ウィーン会議)→ 世界の資金が集まる金融ハブへ。
→ 「戦わずして影響力を持つ」モデル国家へ進化。
そして、日本も独立を保ってきた国。として、掲載されています。
~文化を盾に、近代化を武器に。知的サバイバル国家。
文化と軍事のバランスで列強を“かわす”。
キリスト教・銃火器・貿易・情報を、選択的に受け入れた。
<情報鎖国ではなく、情報管理>
外交・科学・軍事の最新知識を、オランダ経由で吸収(蘭学)。
→ 完全に閉じず、選んで開く。
<“幕末の柔軟さ”で列強の要求を分散>
黒船来航後、各国と条約を結ぶことで一国支配を避けた。
→ 「複数の列強が利権を分け合う=一国による植民地化を防ぐ」。
<明治維新による先取り近代化>
欧米列強が「支配対象」とみなす前に、自ら近代国家を樹立。
→ 植民地どころか、帝国主義の一角へ。
これを、まとめさせてみました。
タイ スイス 日本
戦略の主軸 外交バランス 中立と抑止 自発的近代化
手段 譲歩と交渉 武装と金融 文化と情報
成功要因 国益を最優先 実利主義 柔軟な知性
核心の思想 「勝たずに生きる」 「守って稼ぐ」 「学んで追い越す」
・・・・
個人的な見解では、日本は独立国家ではない。
「国民に独立国家と思わせる、巧みなアメリカ支配を受けている。アメリカの属国」と考えていますが。。。
・・・・
「先進なるものを、自ら積極的に取り入れること」
「学んで活かすこと、知性・文化」
それが、日本人の日本人たる所以であり、大切なことである。
また、独立維持の共通点は、
地理にもあります。
山岳地帯の小国。
四方を海に囲まれた小国。
自国の特徴を活かす、重要な要素です。
