クルー・リソース・マネジメント(CMR)=言える&聞ける化
航空機が、安全な航行をするには、
機長だけの技量・決断に頼るのではなく、
副操縦士との協力関係が重要という考え方から
コックピット・リソース・マネジメントの考え方が生まれた。
(=経営で言えば、経営幹部層)
これが発展して、航空機関士、
客室乗務員など乗員全員の協力と情報の共有が必要であり
それを実現するには相互の理解、調和、信頼など
心理的な面も含んだ訓練が必要と考えられるようになる。
同じ CRMと略せる「クルー・リソース・マネジメント」となる。
乗員の実地演習訓練ということもできる。
(=経営で言えば、営業部門層/生産部門層)
さらに地上の運航管理者や整備技術者も
安全上重要な役割を担っているところから、
CRMの対象となる人的資源に加えられるようになった。
(=経営で言えば、事務部門も含めた全体層)
メンバー同士での円滑なコミュニケーション、
人的資源の有効活用が、会社の成長・推進力となります。
リーダー、スタッフ、それぞれに対して、
行動や意思決定に、疑問を呈することができない雰囲気は、危険。
「会話」をしながら「訓練」する。
技術的な能力に加え、
個々人の知識、情報共有、状況判断力を高める。
「言える化」「聞ける化」ですね。
いつも「いやー、良い立地を確保する会社だなあ。。」と感じていた、
ビッグモーターの事件を見て、改めて感じたことをまとめました。