ウクライナ。物事の本質と、相手からの視点
自分の国、自分の街に、ある朝、突然、他国の軍が侵攻してくる。
そうゆうことを、考えたことがあるだろうか?
報道は「ロシアは、ひどい」という風潮である。そのほうが視聴率がとれて無難だ。
が、ロシアの側、プーチンの視点から、このことを視ることも大切だ。
過去の歴史や経緯も含めて、
なぜ、この事態が起こったのか?
問題の本質を知らなければ、解決策も見えてこない。
私は、世界地図を、さかさまにして、こう眺めてみることにした。
いくらかでも、プーチンの気持ちに近づけるかもしれない。
ロシアの首都・モスクワから、
ウクライナの首都・キエフまでは、800km。
大阪と仙台。東京と広島くらいの距離感である。
モスクワから、ウクライナの国境までは、さらに短くなる。
しかも、国境線がとんでもなく長く、防衛をするために、難しい。
このウクライナに、
NATOの軍事施設が、完成したら・・・と、プーチンの立場で考える。
=映画・ゴッドファーザーの教えである。
私たちの生活で言えば、
暴力団の事務所が、近所にできつつあるようなものであり、
商売で言えば、自社店舗と至近距離の一等地に、
競合店に物件を貸そうと思っている大家が存在しているようなものである。
同じように、大陸側から、日本を見てみる。
中国との国境付近に、北朝鮮と韓国があり、
ここが緩衝地帯となっていることが、良くわかる。実に大切な存在だ。
中国が海洋資源を確保したければ、台湾・日本(沖縄)・韓国が、邪魔である。
南方では、フィリピンやベトナムが邪魔である。
日本は、沖縄が如何に大事か。ということも、良くわかる。
こうして地図を見れば、戦略上、沖縄海域からの基地移設など、できるはずがない。
沖縄がハダカになれば、中国は「ラッキー!」と喜び勇んで、進出してくる。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領は、元俳優でありコメディアン。
歴史教師が大統領になるドラマを制作・主演をつとめて、人気を博して、
そのまま現実の大統領になった。
ウクライナのリーダーを選んだのは、ウクライナ国民である。
※昔、大阪府民は横山ノックを知事に選んだ。東京都民は青島幸男だ。
ロシア・プーチン大統領は、ソ連の諜報機関・KGBの幹部から、
権力闘争を勝ち抜き、権力の座に20年以上。世界のパワーバランスを生き残ってきた。
正直、モノが違う。
が、以前のブログにも掲載した「独裁者の末期症状」であるかもしれない。
https://cleaning-keiei.com/nakanishi/2021/12/04/
武力侵攻する国がある。
それでも武力侵攻されないようにしておく。
された場合、逆襲できるようにしておくのが、リーダーの仕事である。
日本で、コロナがどうだこうだ・・・と、やっているうちに、
ウクライナでは、血が流れている。
ウクライナのこの事態、どうやって収拾するか?
自分の国に当てはめて考えると、どうゆうことか?
どうゆう準備が必要か?
そうゆうことを、知ったうえで、
もちろん、ウクライナの平和を応援したい。
次は、わが身である。