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New!!2024年・レクイエム⑤クマ~自然界の食物連鎖の頂点

昨年から今年にかけて、人とクマの事件が、相次いでいます。

生物好きの私としては、歴代の「クマ事件簿」についても、
実は、かなり詳しい・笑

そんな私が、
歴史に残る「第一級事件」と思っている案件が、昨年、北海道で起きました。

第一報は、
大学生が、死亡している。
その近くで、クマが1匹、死亡している。というものでした。

衝撃のミステリーでした。

「え?相討ち?」
「もう一頭、別の狂暴クマがいて、クマ同士も戦った??」
「第三の殺人・殺クマ犯がいる?人間?」
なぜ、そうなるのか?
謎の解明のため、想像力が掻き立てられました。

数日が経過して
3人の消防士が、同時期に登山中、クマに襲われていたことが判明する。
そのとき、1人が崖に落ち、2人でクマに応戦。
持っていたナイフで戦い、撃退した。とのこと。

事件の真相を、
時系列で整理すると、こうゆうことでした。

1人登山の大学生が、クマに襲われて、死亡する。
クマがエサとして独占・縄張り化。

その数日後、現場近くを通りかかった、消防士3人が、そのクマに襲われて、応戦。

クマは、消防士から受けたナイフの傷が、致命傷となり、
大学生の死体(=エサ、自分の縄張り)近くで、数日後、絶命する。

一人目の大学生を自分のエサとして隠し、
そこを通りかかる人間をエサ(もしくはエサを奪う敵)とみなして襲いかかるも、
逆襲されて、大学生の近くに戻り、死んだ。

さすが・・・消防士、最強なのです。

刃渡り5cm程度の、小さなレジャーナイフで、致命傷を負わせた。
馬乗り、ならぬ「熊乗り」になられながら、
巴投げの体勢で耐え、顔=牙が近づいたところ、首元にナイフを刺した。とのこと。

クマの体長1メートル25センチ(=鼻先から尾の付け根まで)
体高51センチ(=前足掌の裏から肩の一番高いところまで)
身長だけで言えば、子供程度の大きさである。

人間の子供サイズのクマでも、
学生一人では、殺されてしまう、
消防士二人で、小さくても道具があれば(準備万端での登山なら)殺せる。

異種、生命のギリギリの攻防戦。

昨年は、
「怪物」と言われた「OSO18」も、駆除されました。
↑OSOについても、とても教訓が多い。

今年も、人とクマの事件で、犠牲者が出ています。
自然との共生のあり方、
これも大きな教訓となります。
本来、草や木の実が主食のクマに、人間も含め、
それ以外もエサになりえることを教えてはいけない。

  
今年は、幸い、お世話になった身近な方の訃報に接することはありませんでした。

もう50過ぎです。
まあ、生きて、あと20年程度。

今年は「生きてるうちに、会いましょう」と
旧友たちから声をかけてもらうことも多くなってきました。
再会の縁をいただけることに、感謝です。





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