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続いて、兵庫県の知事選挙。参謀をさせたら勝てるけど

「斎藤知事って、どうなんですか?」
「どうなっているんですか、兵庫県は・・」

斉藤知事のパワハラ報道以降、
これも、ご支援先から、良く聞かれていました。

「僕の言うこと、全部やってくれたら、
斎藤さんを選挙で勝たせること、可能ですよ・笑」
「良い悪いは、別問題として」

親しいクライアント先には、こう「豪語」していました。

さて、来週、あれだけやっていたのに、
まったくマスコミでも取り上げられることがなくなった
「兵庫県の知事」を決める選挙があります。

降ろすときは、
あれだけ、取り上げておいて・・・。
大事な選挙の政策、主張には、ほぼ、触れない。
メディアやマスコミって、何なんだろうな?と、疑問に思います。

実は、今、異常な状態となってきている兵庫県の知事選挙。

これが、選挙ポスター。

左下は、あのNHK党の立花さんのポスター。
誰もが「いたずら」かと見間違う、この内容。

詳細内容は・・・西播磨エリアで知る人だけの間で、
口コミ・噂レベルで、まことしやかにささやかれていた内容です。

どうする?兵庫県民。
どうする?マスコミ。


大阪が完全維新化。103万円の壁/官僚との闘い

【ネットニュースでなく、新聞で読むほうが良い点、その2】
全体像を把握できる点。
さすが、優秀な新聞記者が作っているだけある。
ビジュアル的にも、なかなか、わかりやすい。

選挙の翌々日(=完全に結果が判明した日)の新聞紙面の精度は、
毎選挙ごと、レベルアップしている。

そして、今回、これよ。。
大阪府は19区全部が「維新」となる。
全国を見渡しても、異常である。

クライアント先からは、
「なぜですか?」
「そんなに維新って、いいんですか?」と、聞かれます。

「うーん、基本的には、満足しているからでしょうねー」
「というよりも、以前が、ひどすぎたので・・・。前に戻りたくない!って感じでしょうか」
と、答えています。

以前は、
・誰か特定の人が儲かるように、あからさまな無駄遣い。

これが大阪湾に断つゴミ処理場。
近くを通って「これ、USJやで」と言ったら、他県から来た人は、みな信じる。

・公務員が、高い給料で、楽な仕事をして、えらそうにしている。
 橋下知事時代の、大阪府のある職員。
「橋下は、ありえない!」
「『月曜日の会議の資料が欲しい』というメールを、金曜日の夕方にしてくるねんで」
・・・・え!?普通の会社なら、普通ですけど・・・・

教員をしている知人や、公務員の知人から、公共工事の建設会社の知人からは、
選挙の前に「とにかく橋下には入れないでくれ」との依頼が来た。

そして、今のトップの吉村さんの誠実な姿に、好感を持っている人は多い。

維新の始まりのころ、橋下知事は、 
借金まみれだった大阪の職員に対して、
「皆さんは『破産会社』の従業員であるという、その点だけは認識してください」
「給料が半分に減ることなんて当たり前」
「破産・倒産状況になれば、職員の半数や3分の2カットなんて当たり前」
と言い放ち、そこから大阪の改革が始まりました。

借金まみれの日本国の職員=官僚と国家公務員に対して、
「あなた方は、破産会社の社員なんですよ」と、やれる人はいないものか?
 
103万円の壁をなくすことで、失われる税収7~8兆円。
※そもそも、本当に7~8兆円なのか?誰がどう算出した?と見ていますが。。

ザクザク、メスを入れれば、
十分に捻出できるはずである。

しかし、難しいぞーー
僕らが逆立ちをしても入れなかった超優秀な大学を卒業したエリートが、官僚と公務員である。
彼ら偏差値70以上の頭脳が、
本気で、自分の生活の安泰を考えて、自分で制度を作っているのである。
本気で、会社や国民から、その原資の税金をとろうとしているのである。

103万円の壁の撤廃は、
一見、クリーニング店にとっては、メリットが高そうな施策である。
が、2~3年スパンで見れば、
とんでもなく、大変な事態となります。
今のうちから、打てる対策は、打っておいたほうが良いですね。


非公認でも当選する議員「平時から2倍以上の差をつけておく」鉄則

衆議院選挙の結果、
「自公で過半数割れ」という結果になりました。
与党の敗北です。

一連の流れと結果は、
「先を読む力」を鍛えるための材料となります。

消費者の支持=購入をいただくマーケティングと、
有権者の支持=1票をいれる選挙は、似ています。

人の心がポイントを握る「マーケティング」「マネジメント」につながる、
たくさんのことを、感じて、学びました。

今回の選挙での
個人的な注目点のひとつを、ご紹介しておきます。

党の公認をもらえなくても、
本部から資金を回してもらわなくても、
台風並みの逆風が吹いていても、
ちゃんと勝って、国会に戻ってくる議員がいる。
ということである。
(良い悪いは、別として)
=クライアントも、自分も、かくありたい!
どんな逆風でも勝つ。のである。

西村。萩生田。平沢。世耕。

この4人の共通点は、何か?
落選者との違いは、何か?

一般的には「知名度」とか「大臣経験」とか言う。
でも、知名度の分だけ、逆風もきつくなる。

根本的な勝因は、ずばり、
「過去の得票数・得票率」にある。

今回の選挙では、
この4人の候補者ともに、前回の得票数からは、約半減している。
しかし、半分になってしまっても、
1位でいられるだけの圧倒的な票数を、前回までに、積み上げているのである。

西村康稔:兵庫9区(7期)過去の平均得票率は60%超、
前回は14万票・得票率は驚異の76%
⇒今回、8.8万票。45%で、1位当選。

萩生田光一:東京24区(6期)平均の得票率は50%前後だが、
前回は14万票・得票率58%
⇒今回、7.9万票。38%で、1位当選。

平沢勝栄:東京17区(9期)毎回12万票以上を集め、得票率は平均で約55%。
⇒今回、半分の6万票。得票率35%で、1位当選。

世耕弘成:参議院から鞍替え出馬のため比較データなし。おそらく最強。
⇒今回、10万票、得票率44%。同じ保守系・自民党の二階の息子を撃破。

それぞれ、淡路島、八王子、葛飾区、和歌山県の南側・・・
相対的な「田舎地区」を地盤としている点も、共通点である。未だ「おらが町の先生」が通用する。

一方、
非公認となったら、落選した議員は、
過去の選挙で接戦の1位や、比例で当選。という人である。

1位で満足するな。
いつも圧倒的1位をとれ。

自分の直下の2位を、完膚なきまでに。
少なくとも、ダブルスコア以上をつけておく。
「これで良い」と安心するな、毎回、貪欲に差を広げておくべし。

これが、経営に通ずる教訓である。
(でも、清廉にやっておこうね)

そして、力がないうちに、
悪事に手を染めると、挽回できない。
自分の力量を正確に計って、実行すべし。まだ、弱者は知っておくべきである。

安倍派(清和政策研究会=清和会)の5人衆
左上から時計回りに
松野博一官房長官、西村康稔経産相、萩生田光一政調会長、高木毅国対委員長、世耕弘成参院幹事長


・・・・
さらなる共通点は、この人相よ・・・笑
(高木※右下だけ、落ちた。松野は公認で当選。)
良く言えば、生命力の強そうな顔をしてる!
悪く言えば、、やめておこう。

ダブルスコアで勝ち続けると、
こうゆう顔になってゆくのかな?
注意してください。

・・・・
政治家の顔「逆・進化論」というのがある。
知人によれば、
「当選回数の多い政治家の顔は、みんな“魚”っぽい」というのである。
「政治家=魚類顔」
哺乳類から爬虫類⇒両生類⇒魚類へ・・・どんどん退化してゆく。
テレビに登場したら、気をつけてみてください。
・・・・
魚類に失礼だ!
との、厳しいご意見もいただきます。


新聞の価値、それと平沼赳夫

備忘録として、、
昔、平沼赳夫(ひらぬま たけお)という議員がいました。
今も、ご健在、85歳とのこと。
初代・経済産業大臣で、のちに通産大臣、運輸大臣を歴任。

この政治家は、自民党から干されても、国会に戻ってくる。
党に頼らず、生きている。
私の記憶の中で、最初の議員でした。

しかも、
最近の議員のように裏金で干されたわけでなく、
自分の主義を貫いたから、非公認となった。
さらに、身内の自民党の対立候補まで送り込まれても、勝って戻ってくる。

以下、概略。
小泉純一郎の政権下、
肝いりの「郵政民営化」法案に、自民党にいながら反対票を投じたため、
自民党は非公認の処分を下し、無所属議員となった。
さらに自民党から地元岡山に「刺客候補」を立てられたが、これを破って、当選。

その後、首相を決める指名選挙では、
自分に刺客を放った張本人・小泉純一郎に投票。
が、後日の郵政法案の衆議院再採決では、ただ一人、またも反対票を投じる。

その後、郵政造反組(12人の非公認で当選した議員)の自民党復党に際しては、
自民党執行部との窓口・交渉役となる。
結局、復党の誓約書に、ただ一人署名せず、
他の11人を復党させて、自らの復党は見送った。

その後、たびたび仲間から自民党に戻ることを誘われるも、固辞。

政治理念・主義主張等に関しては、さておき・・・
党に頼らずとも、
非公認でも勝てる。
損得よりも、信念を貫くことができる、その力がある。
長いものに巻かれずとも、活動できる。
そうゆう点に「いやー、大したものだなー」と、感心したものです。
※ちなみに、
平沼も岡山3区(津山市、真庭市、備前市など)相対的な田舎を地盤として、
自民党時代の得票率は、毎回60%以上の圧倒的一番であった。

・・・・
【ネットニュースでなく、新聞で読むほうが良い点・その1】
ある程度までの「1次情報=加工される前の事実や数値」が、
こうして、一覧で見れる点。
政党別、議員別、地域別、年代別の得票数を見ながら、
トレンドと異常値を見つける。
全体を把握して、詳細に分け入ってゆく。
わたしは、文章記事よりも、こうゆうデータのほうに価値があると思っています。
じとーーーっと、見入って、何をしているか?

狙い撃ちで、議席を獲れそうな選挙区を探しています。





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