どんな人・会社が、コンサルティングを受けると伸びるのか?
結局、兵庫県の知事選挙で、斎藤知事は勝った。
では、斎藤知事の失職時、
私は、どこを見て「勝てる可能性がある」と思ったのか?
そして、
どんな人・会社ならば、私が参謀となったとき「勝てる」のか?
まず、人や会社には、
「ここが勝てる要素だ」というポイントがある。コンサルに入るとき、それを見極める。
(ないときもある)
今回の斉藤さん場合の「勝てる要素」は、
まず「知名度」である。
連日、報道されたことによる「知名度」はある。
<悪名は無名に勝る>という原則がある。
少しでも良い方向に転換させれば、逆転可能である。
次に「県民の不満の要素」である。
長年の兵庫県政に戻りたいのか、戻りたくないのか?
最後、「ライバルの乱立とテーゼの弱さ」である。
はっきり言って、下手くそだった「戻ろうとしている」旧態依然の勢力と見えてしまう。
キャッチフレーズが、
「県政の混乱に終止符を!」でした。 ×ダメ
「誰とこの先へ?私と改革を前に進めましょう」 が、〇正解でした。
というわけで、
「僕に斎藤さんをコンサルさせれば、ワンチャン、当選させることできますよ」
と言ってた理由は、こんなところです。
コンサルティングに入るときは、
このような「勝てる要素」を、第三者的に、冷徹に見極めることが、大切である。
そして、
経営者=コンサルを受ける側が、下記の条件を満たせば、ほぼ成功する。
・ゆるぎない信念。達成したい目標・目的があること。
・素直であること。提案について、「やってみる」こと。
・作戦実行のための、多少の予算。
・信念、目的が、私利私欲でなく、大義を求めていて、共感者・協力者を集めることができる。
・テンポよく、何でもサッサと行動に移せること。
「勝ち目は、ここ!」と、勝てる要素があるからと言っても、
大将の器を見誤って、味方してしまう=コンサルティングに入ると、大変な目に合う。
つまり、
提案を実行できない会社や経営者がいる。
最初は、実行していても、徐々に、やらなくなってくる人もいる。
クライアント先が良い会社にならないと、
負の評判が立つ。それは、簡単に広まる。
すると、コンサルタントは、飯を食べていけない。
船井総研時代、船井会長は、こう言っていました。
100社引き受けて1社でも失敗があれば、
コンサルタントとしての評判は地に落ちる。この業界でやってゆけない。と。
(続く)