罰金、始末書に思うこと
「経営に関して、とっても本気」で、
尊敬できる社長に、教えてもらったことを、ご紹介します。
「罰金制度」を作ることにしたそうです。
目的は、制度によって組織をコントロールすることや、
不正を起こさせないようにするためではなく、
「やってしまった」スタッフへの信頼感を、失わないようにすること。
つまり、「罰金」を払った時点で、
スタッフへの気持ちを、いったん「クリア」にできる。
「アイツは、こうゆうヤツで・・・」と、人格にレッテルを貼り、疑ってかかってしまわないように。
「罰金も、払ったし、次からしないように・・・」と、前を向いて進んでゆけるようになるために。
同様のことは、
「始末書」にも、言えます。
組織によっては、スタッフに「始末書」を書かせることが、
目的になっているような組織もあります。
そこまでではなくとも、
スタッフに「始末書」を書かせることに、達成感を感じているリーダーもいる。
「はい!始末書、書きなさーい!!」
スタッフに、始末書を書かせざるを得なくなったときに、
心が痛む・・・「あ~、コイツに始末書、書かせることになってしまった・・・」と。
自分の責任のほうを、大きく感じるリーダーでなければならない。
「スタッフへの信頼感」を、失わない、
「顧客への良質なサービス」を、提供し続けることのできる組織や制度を
どうやって作ってゆくのか・・・。
会社経営の永遠の課題に、ヒントをもらいました。