top > 2014年 > 5月 > 1日


お金の絡むプロの世界・お金の絡まないアマチュアの世界・・・その違い

先日のブログ「内海はじめました」のなかの、東尾投手のインコース攻めと
関連した経営者・幹部の話を少しだけ。

 
鳴り物入りでプロ野球の世界に飛び込んだ
アマチュアNO1投手が、
なかなか活躍できないことがある。

その原因のひとつは、打者の体、ギリギリを通る
インコースにボールを投げ込むことができないからだ・・・
という説を、聞いたことがあります。

アマチュア時代は、スピードとキレだけで打者を抑え込み、
インコースに投げなくても、
アウトコース中心の投球で勝つことができていた。
しかし、プロの世界では、それが通用しない。

「打者にぶつけてしまうかもしれない」
「怒られるかもしれない、怪我させてしまうかもしれない」
そんな「勝つためのリスク」を冒さなければ、
プロの世界では、生きてゆけないということなのです。

 
話は、戻って経営者の話。
「この広告表現は、オーバー過ぎるので、文句言われるのでは?」
「新しい仕掛けをして、クレームが出たら、どうしましょう?マズイです・・・」
「商談相手に断られました、これ以上言うとマズイので、諦めます・・・」

大きな会社の従業員や、公務員さん、
会社が儲かっているうちの中小零細企業の「ボンちゃん」なら、
こんな言動で、フツー以上に生きてゆけるかもしれません。

守られているから。

でも、サバイバルを勝ち抜く必要がある
中小企業の社長・幹部が、この調子では、死へまっしぐらです。
清く正しく、お行儀よく・・・・
(相手打者には嫌がられないように)
もちろん、誰だって、そうしたい。
そうして、身を委ねているほうが楽だ。

正論とか、常識とか、規則とかの
内角高め=「ギリギリを突く」ことも、必要なのではないでしょうか。

「会社が、死んでしまうかもしれないんだ・・・」
そんな危機意識を、ちょっとは、持ってほしいな。。。
そう思うことが、たまにあります。

   
ただ、こんな経営者は、
本当に、性格が優しくて、
大好きで尊敬できるんです・・・。

ちょっとだけ、
東尾投手みたいな「したたかさ」や「勝負師」の側面も
学んでみては、どうでしょうか?





TOPへ戻る