築城の名手が作った、最強の証明
古今東西の戦史は、
現代の経営に通じることが多いので、良く勉強するようにしています。
古来、合戦で「籠城側」が勝利した例は、ほとんどありません。
城を敵に囲まれたら、基本的に「負け戦」です。
しかし、この熊本城は、西南戦争で政府軍が「籠城」し、薩摩武士団を退け、最終的に勝利しました。
実際に「籠城」で戦い、「勝った」という事実が、最強を証明している名城です。
築城したのは、加藤清正。
豊臣秀吉、子飼いの勇猛な武将です。
なぜ、圧倒的不利な「籠城」で、勝てたのか??
熊本城には、加藤清正が、数多くの実戦で経験した「超実務的」な工夫が施されているのです。
・井戸の数が、120箇所もあり、水が豊富。
・大きな銀杏の木は、籠城の際の食糧になるように、植えられている。
・壁に干ぴょう、畳床には芋づるを、仕込んでいる、これもいざというときの食糧となるように。
・石垣は、有名な「武者返し」。上に行くほど勾配が高くなり、敵が上ってこれない。
ただキレイなだけ。
実戦経験のない者が、考えただけ・・・の城ではなかったのです。
クリーニングの店舗づくりも、同じですね。
数多くの実戦を勝ち抜いた「お客様の支持を得るための工夫」が、
いたるところに施されている店舗・・・。
密かに「勝つ」ための「店舗づくり」の名手と自負しています(笑)。