泣くな!千葉君、夏の輝き
今回、単なる高校野球好きのオヤジのブログとなっております。。。
テレビで高校野球を見ていると、これまで見たこともない、すごい選手を発見!
花巻東高校の2番バッター、千葉君。
156cmの小柄な選手が、小さく身を縮め、バッターボックスに構える。
ファウルで、粘りに粘って、フォアボールを選び、出塁する。
ヒットも打つ。
「弱み」を「強み」に変え、生き残る術を身につけた、見事な選手です。
3試合・15打席にたって、ヒット7本、フォアボール5個。凡退したのは3回だけ。
出塁率8割。打率7割!!
いわゆる「カット打法」で、ストライクはすべて、ファウルにしてしまう。
野球漫画「ドカベン」のキャラクター「殿馬君」を彷彿させてくれます。
このカット打法に、準決勝の直前、審判部から注意が与えられる。
「高校野球の特別ルールに抵触する可能性がある」
「3バント失敗とみなし、アウトにすることもある」と。
結局、千葉君は、準決勝では「カット打法」を行わず、
4打席すべて凡退。チームも破れてしまいます。
それでも、カット打法を貫き、あえて審判に判定を委ねる・・・という方法もあるだろう。
(今の俺なら、そうするな・・・)と思いましたが、
花巻東と彼は、そうしませんでした。
注意に従い、そして負けた。。。
大人の世界の理不尽さ、思い通りにならないルール、、、
これからの人生でたくさん遭遇するであろう経験を、人よりも早く経験した千葉君。
試合後は、号泣していました。
泣くな、千葉君!
君が、この夏、一番輝く選手だった!
そして、これからの人生も、強く生きて欲しい。