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経営コンサルタントが、モテない理由

ボストン・コンサルティング・グループの元代表で、
戦略コンサルタントの第一人者・堀紘一さんの書籍。

コンサルティングとは、何か?
「なるほど!そうそう!!」と思える、さすが・・・の内容。
神奈川の支援先への行き帰りの新幹線車内で、一気に読みました。

で、印象に残っていて、勇気づけられた言葉が、コレ。
↓↓↓
論理的な会話と、何事も理詰めで考えることを要求されるコンサルタントは、女性にモテない。
これは、100年前からの定説だ。

そっか~モテないのは、仕方ないんだ・・・えへへ。

確かに・・・女性のハートをつかむ会話ができる男は、
「同調すること」が、上手い男。

「そうだよね~」「それは、全面的に相手が悪いよ!」「大変だったね~」これを繰り返す。
「キミが正しい、そして可哀想だ。相手は許せない、そして俺は味方だ」と。

生産性も発展性もない話に、付き合うことのできる男が、だいたいモテる。
目を見て、うんうんうんと頷けば、も~っとモテる。
何が問題点で、これからどうすれば良いのか?は、一切不問。

ハートをつかめないコンサルタント思考は、
一通りのヒアリングの後、
「問題の本質は、コレだ」「改善するには、こうゆう方法がある」
「理由は、こうこうこう」「で、結局、どうするん?」と、ついついやってしまう。

不思議なもので、キッチリ核心をついていればいるほど、女性のハートは離れてゆく。。。

「薄っぺら同調男」と「本質が見えるプロ」と、どっちの男を選ぶんだよ?
どっちが本気で、あんたのことを考えてると思うねん?

ホンモノ・ニセモノが見分けられる女にだけ、モテればいいですよね、堀さん。
コンサルタントなのに、まあまあモテるのは、未熟な証拠?

とは言え・・・
クリーニング業界は、女性中心の職場。
このへんを使い分けて接することが、チームワークのポイントなんですよね。


創業○○年の信用あるクリーニング屋さん

言葉を重ねるほど、怪しくなる・・・・
これは、人間も、会社も、同じなわけですね~。

人間の場合、
かっこいいヤツ、信用できるヤツって
背中で語るんですよね。

ちょっとした言葉づかいや表情、カラダの雰囲気に、それがあらわれるんです。

そうじゃない人は、言葉を重ねて、信用させようとする。
「ボク、信頼できますよ」とか「誠実です」
「俺、すごいやろ」「人間力があります」というヤツに限って、意外と残念なヤツが多い。

会社の場合も同じな訳で。。。
代表的なフレーズが、「創業●●年の伝統と信頼」。
チラシに書いても、看板にしても、全くお客様のハートに刺さらない言葉。。。

これをレベルアップさせて、「背中で」どう語らせるか??が、
コンサルタントの腕の見せどころです。

東海地方のクリーニングご支援先の事務所で、偶然、遭遇したコイツ、、、
無骨で不器用だけど、野暮じゃなく・・・アツくって、、、まさに「ミスター伝統&信用」

現役引退したつもりでした?
まだまだ!!
もうひと働きしていただきます!
出会った相手が悪かった。。。と諦めてください。

ヨロシクお願いします!


衰退する会社の本質は、何か?(わがまま自己完結編)

同様に・・・
従業員の愛想がすごく良いのに、儲かっていない会社があります。
従業員が満足していても、儲かっていない会社が、たくさんあります。

経営理念なんて作っていなくても、儲かっている会社があります。
豪華な社長室を作っていて、儲かっている会社があります。
高級車に乗っていて、儲かっている会社があります。

この種の「教訓」は、「成功した時点」での
「誰か」にとって都合の良い現象面を、倫理的にとらえているにすぎません。

売上アップコンサルタントは「哲学」を語る必要はありません、
「事実」を積み上げ、売上アップに共通するルールを発見することが必要です。

衰退する会社と、成長する会社の本質的な違い。
それは「挑戦」しているかどうか?
この1点です。
挑戦せずに、同じことを、何年も何年も続けている会社は、
必ず、衰退し赤字になります。

「新規出店をする」
「新規開拓の営業を行う」
「新規商品を取り扱う」
「新しいシステムを導入する」
・・・このような「リスクを張って挑戦をする」会社に、
赤字企業・衰退企業はないのです。

何もしないことが、すでに「失敗」なんだ!


衰退する会社の本質は、何か?(勝手に問題提起編)

赤字企業、衰退してゆく企業には、特長があります。

調査した会社の事例、
私のもとへコンサルティングを依頼にくる会社、
また長年のクライアントの近所にあるライバル会社を、もう数百社も見てきました。
衰退企業の共通点とは、何か?

腕のないコンサルタントや、
研修コンサルタントは、自分が食べてゆくために
「人から聞いたこと・本で読んだこと」を、それらしく語ります。

成功した経営者は「自分の価値観」を語ります。

「会社の中が汚いところに繁盛店はない。掃除をキレイにしなさい」
「従業員のあいさつと躾が大事だ。従業員教育をしなさい」
「スタッフが働くことに満足していることが大事だ。ES(従業員満足度)を高めなさい」
「理念が大事だ。経営理念を作り、浸透させなさい」
「豪華な社長室を作ってはいけません」
「社長は、高級車に乗ってはいけません」

果たして、本当にそうでしょうか?

会社が汚くても、儲かっている会社は、たくさんあります。
逆に、
もう、可哀想なくらい、ピカピカに掃除しているのに、
儲かっていない会社も、たくさんあります。。。

<続く>


コンサルタントは、朝早くからの出張も、苦にならない

朝もや煙る、今朝の梅田のオフィスビル群。

早朝からの出張は、
表情豊かな朝の風景に出会えます。

今日は、朝風呂につかって、だらーっとしてる梅田。
アタマに、タオルを置いてる感じ。
「雨も上がったし、今日は、ゆっくりいこーやー」そう言ってました。

朝早くからの出張も、あまり苦になりません。
「早くクリーニング店のコンサルティング先に会える!」
「移動時間は、色々考える仕事ができる!」

そして、
梅田を毎日、このアングルで見ることは、
私のちょっとしたモチベーションアップにつながっています。

梅田の高層ビルで働いているであろう、エグゼクちブ達に向かって、
朝は、「俺は、オマエらよりも、早くから働いてるゼ!へへん」
夜は、まだ灯りのついているビルを見て、
「チクショー、こいつら、まだ働いてんのか~。俺もまだまだ!!」

「オマエらには、負けへんぞー!!」
「ぜーんぶ、追い抜いたるわ!!」

色んな表情を見せてくれるきれいなビル群を見て、
同時に、そんなふうに思ってしまう、、、これって反骨精神?
性格がゆがんでる偏屈者?

なかなか、このレベルの価値観から、卒業できないワタシ。。。
デキル経営者の本に書いているような人格者に、いつか、なれるんだろうか?

まあ、これも、やる気アップの一因なんだから、
しばらくは、良しとさせてください。

思考を徐々に発展させてゆきます。





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