大阪のおばちゃんのクリーニング談義
大阪に帰る新幹線の車中。。。
岡山から乗り込んできた、二人組のおばちゃんが、隣に座る。。。
さっそく大音量で「マシンガン・トーク」を始めた。
ビールを飲みながら、絶好調。
まずは「うまいビール」談義に花が咲いたあと、、、
突然、話題が切り替わる!!(こだま・ひびき師匠の漫才のように)
A:「あんた、クリーニングどこに出しとるん?」
(中西:耳ダンボで、会話に聞き入る・・・・。)
B:「あの~、角の・角の・角の・・・なんやったかいな~・・・・あ、そや!○○クリーニング(←関西の大手)」
A:「あそこの店員、愛想悪いやろ! 特にあの太ったベテランのオバはんが。」
B:「いや~、誰かわからんわ~。私、クリーニング屋に、愛想とか期待してないし。」
A:「いや、あのオバはんは、アカン。見習いみたいな若い子は、まだマシやねん。」
A:「この前な~。息子のスキー服出してん。それで「はっ水加工」つけて注文しようとしたら、
“はっ水加工は割引できません。20%OFFは、スキー服自体のクリーニングだけです。”て、言いよるねん!!」
A:「そんなもん、20%OFFやったら、全部20%OFFや思うやろ?」
B:「そやそや!!スキー服のクリーニングは、高いんや~。3000円くらいするんやから、割引してもええやろ、なあ~」
A:「そやろ~。“もうええわ!”ゆうて、帰ってきたわ。それで、別のクリーニング屋に行ってん。」
A:「そこは、会員制度で、何百円かとられたけど、割引料金とかあって、まあまあ、ええわ。」
A:「前はなあ~。個人でやっとる店に出しとってんけどな~。廃業してしもたわ。・・・・」
・・・・しばらく、廃業したクリーニング屋さんの話に花が咲く・・・・。
また、突然、話が変わる!!
B:「それはそうと!●●さんの娘さん、受験に失敗したらしいで~」
A:「そりゃ、あんな~チャラチャラ男とウロウロしとったら、あかんわ~、いっこも勉強せーへんわ~」
・・・・
その後も、新大阪駅まで、延々とトークが繰り広げられる。
まるで音量調整もチャンネル変更もできないラジオのようだ。。。
学んだこと
1 マズイな・・・と予測できるスタッフは、高い確率でお客様を逃している。
2 クリーニング屋さんの「店名」は、意外と覚えてもらえていない。
3 お客様から見れば「工場の手間がかかる」とか、まったく関係ナシ。通用しない。
4 そんなオバちゃんでも(だからこそ?)、子供のためには「付加価値加工」をつけようとする。
5 オバちゃんの「飾らない生の声」は、本当に勉強になる!!