8÷5=1.6!!
そこそこ儲かっている会社には、
「予定納税」というものがあります。
「今年も儲かるだろうから、
あなたの会社からは、早めに税金を徴収しておきますね」というものです。
8%の消費税が、もろに対象となる「予定納税」が、秋からはじまりました。
2月とか3月を決算期にしている会社から、順次スタートです。
ご支援先のクリーニング店からは、
「実際に、払うと、その金額にビックリした・・・」とか、
「黒字なのに、税金を払うために、借入をしなければならない・・・」という、
実感的に「痛い!!」という悲鳴が、あがってきています。
「5%が8%に・・・」とだけ聞けば、「3%だけ上昇」なのですが、
たとえば、
5%のとき納税していた消費税が、500万円なら、
8%になれば、納税額は、800万円になるのです。
「8÷5」で、1.6倍。
単純計算で、昨年と比べて、1.6倍の消費税を収めなければならないのです。
これを今、経営者は、順次、実感しています。
不思議なもので、実際に払う段階にならないと、
この計算や、この実感は、湧いてこないものです。
法人税減税は、当たり前ですが、黒字の会社が対象です。
消費税増税は、黒字の会社も赤字の会社も、等しく対象です。
多数の会社や商店が、
8%の消費税を納税しなければならなくなるタイミング以降、
もう一荒れ、あるかもしれません。
自社の準備としては、
会計上の消費税枠を作り、計画的に資金繰りの準備をしておくこと。
現場での数字管理には、ちょっとした工夫をしておくこと。
そして・・・
空き物件等が、また増えて、出店のチャンスやM&Aの話が、
巡ってくるので、打って出る準備もしておくこと。
万全の準備で臨みましょう!
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