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高くても売れる工夫・・・商品の提供方法

商品が売れるか、売れないかということは、
価格に対する価値のバランスで決まります。

価格そのものが高いものであっても、
お客様が「価格以上の価値がある」と判断すれば、売れてゆきます。

逆に、どんなに価格が安くても、価値なしと判断されてしまえば、売れません。

商品の価値を高めることは、
商品を売る、イコール売上を上げることの最短距離です。

商品の中身そのものは、
全く同じ。
でも、その「提供方法」を工夫することによって、価値を上げることが可能です。

居酒屋で・・・
日本酒を出すのに、大きな竹筒の中に酒を入れ、
竹を切ったお猪口を用意、竹ザルの中に葉を敷き詰めて、お客様にお出しする。
クリーニング経営コンサルタント中西正人(後輩酒蔵経営者との再会)
喫茶店では・・・
アイスコーヒーを出すのに、
コーヒーを凍らせた氷だけを入れたグラスと、
温かいコーヒーの入ったポットを用意し、
お客様にグラスに暖かいコーヒーを入れていただく。
そうすると、湯気がもうもうと沸きたち、目で楽しみながら飲むことができる。

「酔うことができれば良い」と、
日本酒をビンと普通のお猪口で出していては、
価格を下げて販売するしかありません。

「喉が潤えば良い」アイスコーヒーにしても、同様です。

クリーニングという商品を、
売り手であるクリーニング店が「キレイにする」というだけの
原状回復的な商品ととらえて扱えば、価格を下げて販売することが最も効果的でしょう。

しかし、原状回復以上の価値、
すなわちクリーニングに、
「キレイになる」以上の価値を見出さなければ、
資本力のある大きなクリーニング店と戦うことはできません。

クリーニングという商品を、
具体的な「お客様への提供方法」や「見せ方」を工夫して、
扱い商品はそのままでも、価値を上げれば、
高くてもバンバン売ることができるのです。

   



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