気骨ある、堂々とした、懐の深い「昭和」の経営者
東芝の「利益水増し」による、粉飾決算事件。
伝統ある上場企業が、、、信じられないことです。
しかし、
今回のニュースや記事で見る情報と、
自分自身、上場コンサルタント会社に所属していた経験を総合すると、
この内幕は、容易に想像できます。
上場企業は、
利益追求優先で、株価を上げることが、
至上命題となります。
経営者、幹部、従業員が、
目に見えない「株主」のために、無理に、無理を重ねてゆくのです。
そして、しわ寄せが行くのは「お客様」や「取引業者」。
値打ちのない高いモノを買わされたり、「協力」させられたりするのです。
創生期の東芝には、尊敬する名経営者が、名を連ねています。
石坂泰三さん、1949年~57年。
土光敏夫さん、1965年~72年。
二人とも、経営の王道とも言える「正論」を貫き、
筋の通った、強く、優しい経営者です。
50年たてば、東芝の社風も変わってしまうのでしょうか?
襟を正さなければなりません。
その場の売上・利益を上げるのが上手い人とか、
IT族とかヒルズ族とか、秒速で稼ぐ・・・のも素晴らしいのでしょうが、
私自身は、根本的に、こんな「昭和」な経営者が、好きです。
東芝事件も、何かの自分への「メッセージ」ととらえて、
もう一度、彼らの本を読み返す機会にしたいと思います。
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