大阪が完全維新化。103万円の壁/官僚との闘い
【ネットニュースでなく、新聞で読むほうが良い点、その2】
全体像を把握できる点。
さすが、優秀な新聞記者が作っているだけある。
ビジュアル的にも、なかなか、わかりやすい。
選挙の翌々日(=完全に結果が判明した日)の新聞紙面の精度は、
毎選挙ごと、レベルアップしている。
そして、今回、これよ。。
大阪府は19区全部が「維新」となる。
全国を見渡しても、異常である。
クライアント先からは、
「なぜですか?」
「そんなに維新って、いいんですか?」と、聞かれます。
「うーん、基本的には、満足しているからでしょうねー」
「というよりも、以前が、ひどすぎたので・・・。前に戻りたくない!って感じでしょうか」
と、答えています。
以前は、
・誰か特定の人が儲かるように、あからさまな無駄遣い。
これが大阪湾に断つゴミ処理場。
近くを通って「これ、USJやで」と言ったら、他県から来た人は、みな信じる。
・公務員が、高い給料で、楽な仕事をして、えらそうにしている。
橋下知事時代の、大阪府のある職員。
「橋下は、ありえない!」
「『月曜日の会議の資料が欲しい』というメールを、金曜日の夕方にしてくるねんで」
・・・・え!?普通の会社なら、普通ですけど・・・・
教員をしている知人や、公務員の知人から、公共工事の建設会社の知人からは、
選挙の前に「とにかく橋下には入れないでくれ」との依頼が来た。
そして、今のトップの吉村さんの誠実な姿に、好感を持っている人は多い。
維新の始まりのころ、橋下知事は、
借金まみれだった大阪の職員に対して、
「皆さんは『破産会社』の従業員であるという、その点だけは認識してください」
「給料が半分に減ることなんて当たり前」
「破産・倒産状況になれば、職員の半数や3分の2カットなんて当たり前」
と言い放ち、そこから大阪の改革が始まりました。
借金まみれの日本国の職員=官僚と国家公務員に対して、
「あなた方は、破産会社の社員なんですよ」と、やれる人はいないものか?
103万円の壁をなくすことで、失われる税収7~8兆円。
※そもそも、本当に7~8兆円なのか?誰がどう算出した?と見ていますが。。
ザクザク、メスを入れれば、
十分に捻出できるはずである。
しかし、難しいぞーー
僕らが逆立ちをしても入れなかった超優秀な大学を卒業したエリートが、官僚と公務員である。
彼ら偏差値70以上の頭脳が、
本気で、自分の生活の安泰を考えて、自分で制度を作っているのである。
本気で、会社や国民から、その原資の税金をとろうとしているのである。
103万円の壁の撤廃は、
一見、クリーニング店にとっては、メリットが高そうな施策である。
が、2~3年スパンで見れば、
とんでもなく、大変な事態となります。
今のうちから、打てる対策は、打っておいたほうが良いですね。