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人生トータルでは、 プラス・マイナスゼロ。自分の実力通りになる。

船井総研で、サラリーマン・コンサルタントをしていたころ。
自分の成績と、収入の関係には、こだわっていた。
特に、生意気盛りの20代の後半。

これだけの成績を収めたら、
このくらいの給料はもらえるだろう。
あの先輩は、このくらいの成績で、こんな動きをしていて、このくらいの収入だ。
じゃあ、俺はどのくらいに評価してもらえるのか?

今よりも、もっと、とんがっていた。嫌な社員だっただろうな~~。

ただ、、、
お金そのものについては、実際に振り込まれているかどうかは、一度も確認したことがない。
現ナマは、見なくても、問題なかった。
評価のほうを気にしていた。そうゆう意味では「リアリスト」ではない。

自分の成績も、会社の売上も上がっているのに、
年収が減ったこともある。
所属チーム、部署が予算未達だったから。
それでも個人の労働分配率(粗利に占める給料の割合)は20%台前半の好成績。

「なんでやねーーん!」と怒る。

素行に問題あり社員や、成長の悪い社員を
「どこも引き取るところがないから、オマエのところで面倒見てやってくれ」
と言われ、自分も「それを乗り越えてこそ男だ」と思って、自分の部署のメンバーにした。

だから、
当然、チームとしてのパフォーマンスは下がる。
「1年間奮戦してきたのに、結局、内容じゃなく、数字しか見ないのかーーー!」

 
そんなとき、船井幸雄会長が、ボーナス支給日、
全体の会議の場で話していた言葉に、救われた。

「こんなに頑張っているのに、ボーナスはこれだけか・・・と思う人もいるでしょう。
俺は、実力に比べて、もらい過ぎているかな?と思う人もいるでしょう。
でも、長い人生をトータルで見れば、
プラス・マイナスゼロになるようにできています。
実力よりもボーナスのほうが低い人は、
後で必ず、たくさん戻ってきます。
今、実力よりも、もらい過ぎた人は、
後で、その分だけ損をするようになります。
早く、その金額に見合う力をつけるようにしてください。
世の中には、色んな会社や仕事があり、
もっと努力をしている人がたくさんいます。」

 
船井総研では、社内のデキる社員を集めて、チームを作り、
楽に稼げる業界をコンサルティングすれば、成績は上がり、収入も上がった。
それが最短距離で、多くの社員はそうしていた。

ダメの烙印を押された社員も、受け入れる、
色んな業界のコンサルティングを行うという、私のスタンス。
ここを評価してくれる先輩も、いてくれた。

「中西、今は、大変かも知らんけど、
世の中全般、人生トータルとしては、オマエのやり方のほうが、正統派やで。
会社の中の常識だけで生きるなよ」

こんなことを語ってくれる先輩方がいたことに、
当時も救われ、感謝した。

そして、今、その通りになりつつある。
良かったなあ~と思っています。


いつもの支援時間よりも、ちょっと早めに終わりましたので、
夕日が見える時間に、空港に着きました。

ふと、そんなことが頭をよぎり、書き留めておきました。



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